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紙タバコの火が

作者: 稲星
掲載日:2025/09/17

えっ、でも彼女と同棲してるんでしょ?

「そうです」


私の隣で紙タバコを吸う人は言った。

やっぱかぁ。と思ったのと同時に、ショックという気持ちが襲ってきた。

紙タバコの火が消えるとき、貴方は元の席に戻っていく。ここが1番端だから、皆に気を使って移動しているのだろう。

紙タバコの火が付いたとき、貴方は自分の運動神経が悪いと教えてくれた。少し意外で、話が弾んだ。

紙タバコの火が進んだとき、貴方は彼女の話をした。そんな話をしながら、煙を手でこちらに来ないよう払っていた。

紙タバコの火がもっと進んだとき、貴方は趣味の話をした。新たな1面が知れた。

紙タバコの火が消えたとき、貴方は席に戻っていく。

紙タバコの火が消えても、私の服にはまだ忘れられない貴方への気持ちみたいに残ってる。


もう紙タバコは残ってないのに。

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― 新着の感想 ―
タバコに火がついてから消えるまでの、短い時間ながら 語り手が、タバコを吸う貴方に恋をしていることがとても伝わる 綺麗な掌編でした。 この長さだからいい、という見方もありますが この二人の関係を2~3…
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