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プロローグ
10年前、200年以上も動きがなかった悪魔達の侵攻が始まった。悪魔を統べる王が現れたからだ。5年で3つの国が滅び、大陸全土に少なくない被害を与えた。特に悪魔領に近い村や町は尽く蹂躙され、多くの死体の山が築き上げられた。人間は終わりの時を迎えたかに見えた。しかし、神は人間を見捨てなかったらしい。
人間の中に、勇者達が生まれた。
悪魔に狙われたまだ人々の避難が済んでいない街で、ある1人の勇者は決して多いとは言えない冒険者や軍と共に、上級悪魔の中でも強力な悪魔が率いる悪魔軍を撃退した。
また数ヶ月後には、多くの被害を出し続けていた盗賊団を撃破、及び和解。
旧文明遺跡に眠る勇者の加護を持った者のみが使えるとされる聖剣を入手し、遺跡を占拠していた悪魔軍を蹴散らしたなど、様々な活躍を見せ、名実ともに勇者である事が認められていった。
人々は勇者を祝福し、救いを求めた。そしてその勇者は悪魔から人々を救う旅に出た。
俺は、その勇者の仲間だった。




