表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/10

⑼『迷宮の入り口と出口の、トポス』

⑼『迷宮の入り口と出口の、トポス』



意識不明の午前零時に、迷宮が或る国に舞い降りた、という幻想的な夢をみたが、その意識も漫ろに、自己意識が、目覚めてもなお、迷宮に入り組んでいることに、驚嘆する。我々の地獄とは、天国であって、天国こそが、地獄ではなかったか。



するともう、何処にトポスがあるのかも分からず、ただ賭博の様な風景に座して、演繹的に物事を思考する刹那、迷宮の出口が見えた、と思った。俺には見えた、と思ったが、俺の錯覚は、迷宮をいざ出てみると、そこが、まさに、迷宮の入り口の様であって、困る訳である。



従順なる天気が、俺には酷く、地獄的であって、しかしもういいだろう、という言の葉を呟く時、相も変わらず、トポスはトポスとして、脳内にあるのであって、訳の分からない俺の脳にも、やはりそろそろ、異常が来たのかと、思い始めた昨今である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ