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⑴『迷宮の入り口と出口の、トポス』

⑴『迷宮の入り口と出口の、トポス』



通常、我々は、呼吸をして生きていることを忘れがちである。忘れがちであることは、別段、悪いことではない。生きているのだから、それで良い訳だが、自分は、文章を書いている時に、極稀に、呼吸が、迷宮の入り口と出口の様な感覚に陥ることがある。



つまり、そこにトポスを見ているのだが、例えば、川の流れを虚無的に見ている時に、そこにトポスが見えないことが、返って、自己にトポスを見る様な感覚と言えば、適切だろうか。つまり、呼吸である。暗闇の中に、事実上の最果てを垣間見る場合に、真理が逆照射してくるあの感じだ。



自分は何度も、訳の分からない、という言葉を、現在まで使用してきているが、それは実際、訳が分からないのである。自分にとって、不明瞭な世界、そこにこそ、云わば、問題にすべき、迷宮のトポスがある様に思い、思考を重ねるのである。

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