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カリム入手計画

 クリストファーの指示通り、次の日の放課後、カリムは自分の監視達に「ニコル・ミレットへの接触を試みる」と告げ、下校のために馬車留めへ向かうニコルを尾けた。

 ニコル直属の護衛とコナー家から派遣された護衛に囲まれたニコルの、コナー家からの護衛の一人と入れ替わる手筈になっているのだ。

 勿論、ニコルの側にも通達済みだ。「婚約者(クリストファー)の仕事に協力するから騒がないように」と、ニコル狂信者の護衛達にも言い含めてある。


 今日のコナー家から派遣されたニコルの護衛の一人は、要人の身代わりを専門とする訓練を受けたコナー家の縁戚の一人で、生身の身体はカリムと体格がよく似ている。

 カリムが建物の陰に入り、監視の死角に入った瞬間、自分が着ていた肉襦袢を仕込んだローブをカリムに被せて入れ替わる。ローブの下は、「カリム・ソーン」に変装済みだ。

 カリムの方も、様々な特殊訓練を積まされて生きてきている。ローブを被せられた瞬間から、姿勢や歩き方は「カリム」のものから変え、そのまま自然にニコルの護衛達に紛れて離脱する。


 ニコルを屋敷まで送り届けた後、コナー家からの派遣組はいつも通り、コナー家の王都本邸へ撤収する。カリム込みでだ。

 カリムはコナー家の王都本邸にて()()()()を済ませた上で、アンドレアの下へ護送することになっていた。

 その際に、アンドレア側の護送要員としてジルベルトが派遣される。

 そこでカリムは「御主人様」と再会を果たし、忠誠を誓い、ジルベルト側が聞きたいことを聞き出す予定だ。


 いくらジルベルトの前世の犬とはいえ、ここまで迅速に「手に入れる」手筈を、根回しを含め整えるとは、クリストファーは余程カリムが気に入ったらしい。

 ジルベルトはコナー家王都本邸で待機しながら、未明にジルベルトの私室に密かに報告に来たクリストファーを思い出す。

 あの時のクリストファーは、コナー家の支配者の顔をしていた。

 多分、「カリム・ソーン」は、「コナー家の支配者」にとって、とても価値の高い「作品」なのだろう。

 その価値を理解していない「持ち主」から「所持品」を奪い盗ることに、高揚している口振りだった。随分と上機嫌に、今回の「計画」を語ってくれた。


 上機嫌なクリストファーが語った内容によれば、「カリム」の身代わりとなった者は、ニコルとの接触に失敗したことで、日常的に受けている折檻を入れ替わり後も受ける筈である。

 適当に新しい傷痕を増やして作らせ、ある程度強めの打撃を受けたところで、当たり所が悪かった風を装って、口内に仕込んだ仮死薬を飲み込み、身代わりは「死んだふり」をするそうだ。


 カリムの監視者達は、自分達の主からカリムが死んでも構わないとは言われているが、自分達が殺して良いとは言われていない。

 ならば、「自分達で殺してしまったカリム」は、その死に方を偽装する必要が生じる。


 病死を理由とするには生々しい折檻痕が多すぎる。それに、「カリムを役に立たせる前に病死させた」となれば管理責任を問われ、処罰されてしまうかもしれない。

 だが、カリムが殺されて死んだ理由として一番無難な、「ニコルに近付こうとしてその護衛に斬り殺された」ことにするには、死体の傷痕が合わない。斬り殺されたように偽装しようにも、死んだ後に斬りつけた傷は検分されればバレる。

 かと言って、死体の傷痕との整合性を保つ為に、「ニコルへの接触を咎めた護衛達に連れ去られて折檻死させられた」という理由を使うには、その死体が、滞在する屋敷に、連れ去られた当日中に回収出来ているのが、カリムの身分や連行理由などから有り得ない。

 カリムの死体は、自白を避けて自害したものには見えないのだ。カリムには、他者からの執拗な暴力によって付けられた傷痕しか無い。


 ニコルは王家の庇護下にあり、王命によって強力な権限を与えられた護衛に守られている。

 もし、カリムの死因をその護衛達に擦り付けるために、彼らが『同盟国の貴族令息』を連れ去る決断までする程の言動をカリムが行ったのだろうと主張するならば、その連行の目的は当然、カリムの()()まで、じっくり時間をかけて調べるためだと見られてしまう。


 同盟国の貴族令息を、本国への通達も無く問答無用で拘束・連行の上、尋問後の生死を問わないやり方の拷問を用いた聴取によって死に至らしめる許可が出るような事態が、もし本当にあったならば、それは『同盟国の高位貴族の令息』の命も軽く思えるような、大物を後ろ盾に持つ、極大の陰謀が背景にあると目された場合だ。

 確実に話は大きくなるだろう。

 自殺体でもない死体になって、数刻で用済みとされて戻って来る筈がない。

 それに、そんな大陰謀を仄めかすような偽証をするのはリスクが高過ぎる。


 じゃあ軽微な罪状で誤魔化そうと、「付き纏いに対する忠告が行き過ぎて死なせてしまったのだろう」などと主張すれば、クリソプレーズ国王の勅命で動く者達は、「忠告」の加減もロクに出来ない素人並みの技術しか無く、同盟国から預かった大事な留学生である貴族令息を、不注意で殺してしまうような()()()だ、という侮辱の主張になる。これまたリスクが高い。


 そもそも、「ニコルの護衛に連れ去られた」という偽証が通せるかどうかが不確定だ。

 事が大きくなってしまえば、彼らの主であるモスアゲート王国第二王子ダニエルが、彼らを庇ってくれる保証は無い。

 本国に知られる事態の重大性がダニエルで留められる域を出てしまえば、ダニエル自身の保身のために、彼らが切り捨てられることは、彼らにも予想がついている。

 それに彼らは、主を騙すためにカリムの死因を偽りたいのだ。

 第三者の手が入った場合、クリソプレーズ国王の勅命を受けて動いているニコルの護衛と、モスアゲート王国第二王子の密命を受けて動いているが、命令違反を隠すために主を謀ろうとしている彼らでは、どちらが信用されるかなど考える迄も無い。


 監視者達は、カリムの監視と逃亡阻止、行動の管理と報告が仕事だ。

 だから、「カリムをうっかり自分達で殺す」という命令違反を犯してしまった彼らは、選択を迫られる。

 カリムの()()()()()を偽装するか、カリムの()()()を偽装するか、だ。


 カリムの死そのものを偽装することは現実的ではない。

 彼らの中にはカリムに変装出来るような外見を持つ者はいない。「生きて普通に通学している」と報告出来る状況は作れない。

 かと言って、「カリムは通学せず屋敷に籠もっている」などと報告すれば、本国から追加の人員が送られて来て()()が露見してしまう。


 その為、選べるのは「死に方」の偽装になる。

 だが、死に方の偽装だって死体の状況から、彼らにとって都合の良い理由は使えないし、用意も出来ない。

 けれど、兎にも角にも、彼らは、保身のためには、報告の裏を取られる訳にはいかないのだ。


 ならば、どうしたら良いのか。


 保身に走りたい彼らが困る原因を突き詰めれば、「折檻死したカリムの死体」が彼らの手元に存在していること、である。

 目の前に転がる()()は、彼らにとって非常に邪魔で厄介なモノに見えるだろう。

 報告は毎日定刻で行うことになっている。

 彼らに、よく考え、悩んでいる時間など無い。

 追い詰められた人間は、安易な答えに飛びつくものだ。


 カリムの監視者達は、監視と戦闘の訓練は積んでいるが、工作に関しては素人の域を出ない者達だと調査結果が出ている。

 死体の工作も死の偽装も死に方の偽装も出来ないならば、やれることは「死体の隠蔽」だ。


 土地勘の無い所で死体を運び出して処分するのは不安が大きいし、庭で燃やせば煙と臭いで注目を浴びてしまう。

 しかし、お誂え向きなことに、彼らが拠点とする屋敷には、今は使われていない古井戸がある。

 危険だからと屋敷を斡旋した業者から説明を受け、厳重に蓋をされた、轟々と水の流れる音が聞こえて来る古井戸だ。

 そこに投げ捨てることにすれば、時間をかけて深くて大きい穴を掘る手間も必要無い。


 その古井戸の存在を()()()()()()()()()()()()、カリムが授業を受けている間、拠点の屋敷の前を通りかかった「商家の女将さん風の二人組み」に、「以前屋敷に住んでいた嗜虐趣味の商人」の噂話をヒソヒソとさせておいた、とクリストファーは嗤っていた。

 勿論、その女将さん風の二人組みはコナー家の手の者だ。


 以前その屋敷に住んでいた金持ち商人の男は、逃げようとする愛人に恐怖を植え付けるために、愛人の目の前で庭の古井戸に「泣き叫ぶ動物」を投げ込んだという噂話をする二人は、「()()叫ぶって、ねぇ」「動物、って、ねぇ?」と意味深に嫌そうな顔をしながら通り過ぎたようだ。

 屋敷を囲む高い塀の内側で、聞き耳を立てている監視者に聞かせるための話である。


 焦りは疑念を持つ余裕を奪い、冷静な判断力を削り取る。

 都合良く聞いたばかりの噂話が、用意されて、わざと聞かされた、誘導するためのものなのだと、追い詰められた彼らは気付けない。


 元より、「カリム・ソーン」の()()()()()を知らされていない程度の立場の者達だ。

 主である第二王子ダニエルからは、「下賤な血の道具」とカリムを紹介されている。

 だから貴族の端くれである監視者達は、カリムを「自分達より下の者」として平気で日常的に虐げていた。

 ()()のコナー家にとっては、半端に守りたい立場を持つ彼らは、無軌道な野良の破落戸よりも踊らせ易い。


「それにしても、ずっと『カリム』を監視していた者達が、入れ替わりに誰も気付かないものなのか?」


 計画の進捗状況を聞きに、いつもの物騒な小部屋から出ていたクリストファーが戻ったところで、ジルベルトは疑問に思っていたことを訊ねた。


「ちょうど体格がほぼ同じ奴が身代わり専門のに居たからな。動き方も声も口調も()()()コピーして特殊メイクで本物に()()()()、あいつらレベルじゃ見分け付かねぇよ。本物も目隠しが常態だしな」


「そういうものか」


「まーな。大体、あいつら監視者っつっても、護衛を名乗って窓の外から見張ってるか休憩時間に廊下から見張ってる程度で、コナー家(俺等)みたいに()()()()()()()()()()から存在感消して監視してる訳じゃねぇし。特殊訓練受けてねぇネイサンにも視線の位置や数把握されるくらいだぜ? 監視技術のレベルが違ぇよ。カリムに味方がいる訳ねぇって先入観で、観察力もお粗末だしな」


「なるほど」


 確かに、モスアゲート王国内でも孤立して虐げられていたカリムが、訪れたことも連絡を取ったことも無い国で、監視下にありながら、たった二日で、命の危険も顧みない「身代わり」という方法で逃亡の手引をするような味方を得られるとは、普通は考えない。

 考えないが、常に警戒と疑念を忘れず対象を注視するのが監視者の役割なのだから、彼らのレベルは低いと言える。

 コナー家の身代わり専門工作員が優秀だというのもあるだろうが、クリストファーの機嫌が良いままだと言うことは、計画の進捗は上々なのだろう。

 カリムの監視者達は、まんまと身代わりを見逃して、「カリムを殺してしまった」と焦っているということだ。


「あの古井戸、廃路にした下水道と横穴空いて繋がっちまったから使用禁止で蓋されてんだけどさ、調べたら更に、その廃下水道が、岩盤の崩落で流れが変えられた地下河川と繋がっててさ。これから『元の屋敷の持ち主が古井戸に投げ込んだらしい死体が、地上の河岸に流れ着いたから捜査する』って、兵団の連中が踏み込むとこなんだ」


「奴らが『カリム・ソーンの死体』と思ってる、身代わりの仮死体を古井戸に放り込んだタイミングでか」


「そゆこと」


 ほぼ平民で構成された兵団には、コナー家の配下が多く紛れ込んでいる。

 屋敷に捜査協力を名分に踏み込むのは、コナー家の配下だけで組まれた分隊だろう。

 カリムの()()()死体が存在するのは、こちらも困る。

 こちらが欲しいのは、「カリムが死んだ」という事実だけであり、カリムの()()()身体的特徴を知る人物の手に、それが検分出来る状態で死体が渡っては不味い。

 だから、モスアゲート王国側の人間が「カリムを殺した自覚」を持って、彼らの手で「カリムの死体を始末した事実」を作り上げてから、始末した死体を追跡する余裕を持たせないために、捜査と称して「殺人」と「死体遺棄」の現場である拠点に踏み込む。

 後日、水流等で損壊し、腐敗も進んだ、原型を留めない、年齢と性別と体格の一致する死体を用意して「カリム・ソーンの遺体発見」とし、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()で遺体修復を施して、祖国に送り返すことになっている。


 彼らが捜査協力を拒んでも、クリストファーが昨夜アンドレアからもぎ取った、強制捜査に踏み切れる書状を持たせてある。

 捜査妨害を目論んで暴れるならば、遠慮なく拘束して取り調べに持って行けるし、「カリム」の死体遺棄後に隠蔽工作する暇も無く、踏み込んだタイミングで大人しく()()()()である古井戸まで通すなら、不審点の多い現場の状況に対する事情聴取からの、尋問が始まることになるだけだ。

 保身のために主を謀ろうという程度の、覚悟の半端な()()()が、コナー家の()()()の尋問に耐えられるとも思えない。

 近日中には、「モスアゲート王国からの留学生カリム・ソーンは、国から付いて来た護衛達に殺され、死体を古井戸に遺棄された」という、()()()の自白を基にしたニュースが、クリソプレーズ王国の王都に流されるだろう。


 モスアゲート王国へも、「自白」通りの事件として報告される。

 向こうは何も反論出来ない筈だ。

 素性を偽って入国したという後ろ暗い事情を持ち、こちらの企みで起きた事件だと「言いがかり」を付けるには、入国から事件までの流れが早過ぎる。

 ()()()()()()()()()()()()()、カリムとクリソプレーズ王国の人間が手を組んで事を起こすことなど、現実的に不可能だ。


 モスアゲート王国側がカリムの死自体に疑惑を持っても、時間的状況的にクリソプレーズ王国側が手引したと言うには無理がある。

 たとえモスアゲート王国側がカリムの死に対して出した結論が「偽装」でも「陰謀」でも、それはカリム個人とモスアゲート王国の間で起こした問題であり、クリソプレーズ王国には何の関係も無い。

 それでも此方の責任や関与を問うて騒ぎ立てるなら、「モスアゲート王国の問題をクリソプレーズ王国に持ち込んで事件を起こした」と、今回の件に対する所感を表明してモスアゲート王国を非難し、クリソプレーズ王国側は国家として賠償を求める用意がある。


 捜査のために人員を動かして時間も費用もかけている。

 費用は当然、クリソプレーズ王国の国費から出されている。

 王都の民は凶悪事件の発生により、不安に陥れられ市民生活と民の心に影を落とした。

 等々、クリソプレーズ王国側からモスアゲート王国側へ突き付けるならば、「言い掛かり」ではない正当な非難が幾つも出せるのだ。

 アンドレアも、モスアゲート王国の諸々の対応には、相当腹に据え兼ねるものがあるので容赦はしない。


「随分ご機嫌だな、クリス」


 計画が上手く運んでいるだけにしては、やけに嬉しそうな様子に、ジルベルトは首を傾げる。

 前世でも、滅多に見なかった程の浮かれっぷりなのだ。

 不思議そうに見つめる絶美の騎士の視線の先で、垂れ目の美少年が「ニヤアァッ」と非常に禍々しく笑った。

 柄にもなく、ジルベルトの背筋に悪寒が走る。


「俺もお年頃だし、そろそろ欲しかったんだよな。()()()♡使用に耐える側仕え」


「色々と・・・」


 何だか含みのある言い方に、イケナイ色々を想像しかけて、頭を一振りして危険映像を追い出したジルベルトは思う。

 少々不安が無いではないが、クリストファーがコナー家の支配者として能力を期待できるカリムを欲しがったのは事実だろうし、もし()()()()込みで手に入れるつもりだとしても、「前世の母であり親友(ジルベルト)の犬」を壊すような使い方はしないだろう。

 まぁ、大丈夫だ。多分。

 頑張れ、カリム(木崎)

【蛇足・前世親子の恋愛事情】


 クリストファーは前世、本名も職業も住所も電話番号も教えないような関係ではあっても「恋人」が居て、「好みのタイプ(綺麗系の凛々しい美形で長身細マッチョ)」が明確にあり、恋人を作ることに積極的で、性欲もありました。

 なので、そういうものが前世から一切無いニコルとジルベルトから見ると、「クリストファーは『普通』っぽい。すごいな!」になります。


 今後、クリストファーとカリムがどういう関係になろうと、ジルベルトもニコルも特に思うことは何もありません。

 クリストファーも、当然、婚約者という立場のニコルが侮られるような事態は引き起こしません。

 そのために、「相手」は自分に逆らえず秘密厳守出来る配下から選ぶつもりでした。

 ただ、好みが厳しめなので今まで見繕えず、カリムは色んな意味でクリストファーにとって「最高の獲物」でした。


 ちなみに、ニコルは前世で世間一般で言うところの「恋人」は居ましたが、彼女はそもそも「他人を好ましく思う」感覚や、「好ましいと思うから触れたい」という感覚が分かりません。

 彼女にとっての恋愛は、付き合い始める駆け引きから別れの場面のプロデュースまでを如何に自分の思い通りに進めるか、というゲームであり、相手が生身の人間で心を持つという配慮は皆無です。

 30代で栄養失調で死亡しなかったとしても、40代くらいで別れた男の誰かに刺されて死んでいた可能性大な女性です。

 彼女にとっての性行為は、「運動」もしくは「手段」の一種であり、経験はあっても性欲自体はありません。好きでも嫌いでもないけど実行可能な行為の一つ、という認識です。

 貴族令嬢となっている今生では、当然経験はありません。


 ジルベルトは、前世で自分が子供を持てたのは、女性の身体を持っていたからだと考えています。男に転生してみたら、年頃になっても性欲の発露が全く起こらなかったので。

 前世では、『普通』を目標としていた部分があるので、積極的では無いものの、恋愛や性欲を理解するよう努めましたが、結局のところ今でも他人事の感覚です。他人事として理解や分析は出来ても、自分から発生する情動では無いという感じ。

 清らかな身でいる必要があると認識されている『剣聖』になる道を選んで本当に良かった! と思っています。


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