理想への偽正
その後数日はのんびり畑仕事やら魔法の練習やらで過ごした。
夢にアイツが出ないとこんなに楽なのか。
アイツがでたとき、なんか気持ち悪いんだよな。なんか、そこにいないのに話せてる感じ?あと普通にきもい。声は仮面のせいか濁って聞こえるし…
だか、数日は、ということは…
「やあ」
「…またお前か。」
またアイツが出てきた。
今日も仮面を着けている、黒くて混沌とした仮面だ。気持ち悪いな…
てか、声今日聞こえやすい?俺に少し似てるかもな。さらに気持ち悪い…
「この世界はどうだ?いい世界だろ?」
「そうだな。まさか野菜が3日で育つとは思わなかったぜ。」
本当に3日で育ったのだ。ここやばい。
「そういう世界だからなここは。」
「じゃあ、やっぱりアアルってのは…」
「まだ考えるのは早いな。」
「なせだ?」
「そういうのはもっとあとにしないと…この世界はお前の"理想"だろ?」
「何故知っている!?」
「俺だからな。」
なんだこいつ…やっぱりうざいな。
「てか、そうだ!あれってどういうことだ?竜になれとかなんとか。」
「保険だよ。まあアアルがいる限りそうそう死なないはすだが、それでも一応だ。」
「死んだらってことか?」
「そうだな。俺がそこにいられれば一番いいんだが、最近そっちと繋がりにくくて…」
「ここ最近連絡が無かったのはそれが理由か?」
「そうだな。こっちも一応俺の管轄だから何とかしたいんだが、俺はもうちょい着けなさそうだから…でも、そこの世界に危機が迫ってるなら…お前は、命懸けで全てを守れるだろう?」
「それはそうだが…」
「え、なに、マジで?ないわ~」
どっちなんだよ。
「じゃあ死なないほうがいいのか?」
「出切ればな。」
「じゃあ、それはそれとして」
「なんだ?」
「その仮面の下ってどうなってんの?」
そこで夢は終わった。てか最近現実より夢のが充実してる…
いや、現実も魔法が結構使えるようになってきて充実してるけど?
これで1週間か…
そういえば
あいつの管轄ってどういうことなんだろうな
そんなことを考えながら俺は
トマトをかじっていた。
うまい(*´ω`*)
すこーし寝ながら書いてたので不備あるかもです