表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界甘味録   作者: 桜猫
1章 少年での暮らし
9/10

六話 お茶会をした

「改めて兄ソウヤの妹、ベニチドリです。長いのでベニと呼んでくれるとうれしいです」ベニは座ったまま自己紹介を始めた。「ボクはリュールといいます。よろしくお願いします、えと・・・ベニさん」オレも一応自己紹介をした。「あっ、ちなみにですけど自分は甘いものが大好きですね。兄様、なにか甘いものもってますか?今食べたいです」「急に言ってきましたね。とりあえず僕の分を半分食べますか?」そう言いながら自分の分のまんじゅうを割っていた。「リュールくんこれ食べてみておいしいから」オレはまんじゅうを少し割って食べた。なんか和菓子を久しぶりに食べたな。「どう、おいしいでしょ?」「おいしいですね。皮と餡がちょうどいい甘さで・・・」「君結構わかってるねぇ。ほかの子たちはあんまりわかんないから」まあ子供って和菓子食べないからな・・・。ベニはまんじゅうを食べながらソウヤの分のお茶を手に取っていた。「ベニ、それ僕のお茶・・・」「リュールくんこのお茶飲んでみて、おいしいから」そう急かされてお茶を飲んでみた。「・・・結構おいしいですね。なんか渋すぎない感じが」こういういい所のお茶っておいしいんだよな。なんかいいいなこういうの。そう思ってるとベニは少し驚いた顔をしたあと笑顔で「・・・よかったぁ。毒は入ってないみたいだね。たまにあるから」え・・・毒入ってるときとかあるの!?ていうか、今オレ毒見させられた?「こらベニ、そう言う冗談はやめなさい。リュール君ビックリしてるでしょ」なんだ・・・冗談かー。ほっとしていると「ごめんねぇ。つい冗談言っちゃた。お詫びにこれお茶に入れてみて」ベニが角砂糖をお茶に入れてそれを進めてきた。「・・・お茶に砂糖って合うんですか?」「以外に合うよ。だまされたと思って飲んでみて」仕方なくオレはそのお茶を飲んでみた。「たしかにいおいしですね。少し甘みがあるみたいな」そう言うとそうでしょうと言わんばかりに笑顔で見ていた。しばらくオレは二人とお茶会をした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ