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四話 客室にて
案内してもらう事になったオレは、目の前の少年について行く事になった。だって流石に断れなかったし。「あのお兄ちゃん」「僕のことはソウヤと呼んでください」「うん・・・わかった。えとソウヤさん」しばらくしてオレはある部屋に案内された。「ここの客室からの景色が綺麗なんですよ」「そうなんですか」部屋を見渡すと茶室のような内装で丸窓から外が見えるようになっていた。「来客用のお茶菓子を持ってきますので少し待っててください」そういうとソウヤさんは部屋から出た。オレは丸窓に近づき、外の景色を見た「確かに景色が綺麗だなぁ」なんか久しぶりに前世の景色を見た気がする。「・・・懐かしいな・・」そう呟いていると、襖の開く音がした。「あ、ソウヤさん帰っ・・」振り向くとそこに見知らぬ少女が入って来ていた。「・・・誰?」いや・・こっちのセリフなんだけど・・・。