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ドラゴンプラネット  作者: 葉月 優奈
十話:つながろうとするRPG
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僕と棗は無事にシェルターに逃げ切れた。

シェルターならば、僕達には安全が確保されていた。

ドラゴンが本能で動くだけに、地下はある程度安全という神話があった。

それは、倫理的思考ができない本能だけのドラゴンの性質。

ヤトノカミが僕をはっきりと狙う以上、それは保証できない。

だから、僕は早期に解決をするべくスマホをつけた。


ゲーム画面・・・『ドラゴンモード』秋葉原エリア・秋葉原大通り


スマホをつけて、僕はドラゴンモードが進んでいることを知った。

ハルヒメになった僕は、ドラゴンプラネットのフィールド内にいた。

エリアはもちろん秋葉原、電気街のステージだ。


「遅かったじゃねえか」

そう言ってきたのはK・シューター。

奥にはヤトノカミとすでに交戦中のヴァルキリアがいた。


「遅いわよ、二人とも」

「ヤトノカミは?」

「俺のスキルで、動きを封じてある」

そう言いながら、ヤトノカミは動けないでいた。

ヤトノカミの周りには蔦が見えたから。


「前回、カナモリドラゴンが使ったあのスキルを覚えた」

「おかげで逃げるボスも、イチコロよ」

すでにヤトノカミの体力ゲージは半分も減っていた。

それを見て、僕と同じようにすぐにログインをしたナツナイト。

悲しげな顔のナツナイトの心中を僕は理解できた。

好きな人が目の前で攻撃されているのだから。


「冬規……」

「ナツナイト……大丈夫よ。あたしは殺したりはしないわ」

そんなヴァルキリアの持っている武器は、木刀だ。

攻撃力の低い武器で攻撃している。なのでヤトノカミの体力はかなり残っていた。


「それより竜器の方は見つかったの?」

「うん、見つかったけど……どうしたらいいか……」

ナツナイトは困っていた。『ギアス・メール』のスマホ、竜器はあれで間違いない。

だけど、その竜器のスマホは今のドラゴンである……じゃない冬規の自宅にあるんだ。

僕はスマホを手にしようとしたが、ヤトノカミ化した冬規に襲われて落としてしまった。

手元に竜器のスマホがないのを僕は悔いていた。


「あたしたちは今、秋葉原に愛子ちゃん(エキドナ)と来ているから。

愛子ちゃんと合流したほうがいいわ、愛子ちゃんならきっと竜器を何とかできるんでしょ」

「おおっ、珍しくまともなことを言うな。ノーキンヴァルキリア」

「なによ、アンタはいつもいつも一言余計なのよ!」

K・シューターの茶化しに、ヴァルキリアは不機嫌な顔に変わった。


「愛子ちゃんは、どこにいるの?」

「集合場所のカラオケボックス……じゃなくて秋葉原のシェルター」

「それってもしかして……」

「そう、『ド○・ホーテ』の地下よ」

「ええっ、それって…僕が逃げたところ」

そう言いながら僕は思わずスマホから視線を上げた。

少し離れたところに結衣と愛子が、スマホを持ってこのシェルターにいた。



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