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貴族令嬢が「ただの楽士」と笑ったので、彼女の人生をアリアにしました ②

エレノア・フォン・ルーベルトは、美しい令嬢だった。


ただし性格は終わっていた。


彼女は、人の劣等感を見つけるのが異常に上手かった。


しかも本人に悪意の自覚がない。


だから厄介だった。



彼女は、ルシアンが嫌いだった。


理由は簡単。


「宮廷が、自分より彼を見ているから」


めちゃくちゃ人間的である。


結局、人は“恐怖”より“嫉妬”に負ける。



しかもルシアンは、エレノアの苦手なタイプだった。


媚びない。焦らない。余計な説明もしない。


承認欲求で動く人間からすると、

「評価に興味ない天才」、一番ムカつくのである。


ソシャゲで無課金なのにランキング上位いるやつみたいな存在。


腹立つ。

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