第1話 〜絶体絶命の瞬間に咲く花〜 前編
プリ小説とカクヨムでもやってます。
<登場人物>
・蓮(今回の主人公。何度も似たようなイベントに参加している)
・智代美(蓮の母)
・優斗(蓮の父)
・亮(連の友。蓮の助っ人役)
・マイサ(???5話くらいから登場)
・乃音
・祐菜
・姉穂里
・歌薫(読み:うたか ???5話くらいから登場)
・萌咲
・椿咲
・寛太
・水姫
・勇利
・逋ス縺?せ繝溘Ξ
・繧、繝医せ繧ョ
・繧ッ繝ャ繝槭メ繧ケ
・繧ケ繝弱?繝峨Ο繝??(今回のリーダー)
「ただいま。」
といった途端に蓮はランドセルを玄関に放り投げた。
よしっ、親はいない。今なら遊びに行ける!
蓮はすぐに出かける準備をし、玄関を開けると、
「ガチャッ」
あれ、なんかいつもと違って玄関の扉が軽いな… まあ、いいや。
そう思って外へ駆け出そうとすると目の前にお母さんがいた。
「あれ、連。今日はいつもと違って早かったのね。」
いつもと同じ時間帯なんだけどな…
僕のお母さんの体内時計はどれだけバグってんだよ…
そう思っていたけど、今はそんなことどうでもいい。
僕は早く和永十好公園で、亮と公園の噂の謎を解き明かしに行くんだ。
僕は早速お母さんに質問をした。
「ねね、今すぐ亮と公園で約束しているから公園に行ってもいい?」
「まあ、公園に遊びに行くのはいいけど…どこ公園に行くの?」
しまった、これは絶対に公園の名前を答えてはいけない。
なぜなら、和永十好公園は昔からある時間をすぎる前に公園を出ないと、とある命懸けの異世界へ行く噂があった。
でも、その公園はみんなからだいぶ人気があった。
ただ、遊具が変わってて面白いとかそういう単純な理由なんだけどね。
でも、街の人の半数の人はこの例の噂を知らなかった。
理由は、この命懸けの異世界は公園の時計の針が午後06:44分を指した時点で公園に残っている人間だけが入れる世界だからだ。
大抵の人間は05:00分ぐらいには帰り始めるだろう。
だから、絶対に言ってはならない。亮とも約束をした。
「えーっとね、中林公園だよ。」
「あら、そう。何時に帰ってくるかはスマホで伝えてね。」
「うわぁっ」
「あれ、蓮。今日はなんかいつもと違うわよ。一体どうしたの?」
うおっとっと。今日はなんかいつもと違うな…
なんというか、心のコントロールができないというか…
まあ、いいや…
そう思って玄関にあがろうとした時。
いや、待てよ。なんか忘れてるような…
そうだ、亮との約束!
やばいぞ、時間がない!
今何時だ?
慌てて時計を見ると…02:54分。
やばい、急がないと約束の時間に遅刻する!
約束の時間は、03:00分。
「ガチャッ!」
急いで準備をし、大きな音を立てて家を出ていった。
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「ごめん、おまたせ。」
ううん、全然。俺も今来たところだし。ハァッ、ハァッ
ギリギリ間に合った。
走ってきたため、僕は息を切らしていた。
「ううん、全然。俺も今来たところだし。」
「じゃあ、あとは遊んで例の噂の時間が来るのを待つだけだね。」
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「もうそろそろだね…」
「ちょっと緊張してきた…」
「今更逃げるのは無しだからな?」
「分かってるって!」
そうこうしているうちに、異世界への扉が開くまでの時間は残りわずか…
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「...」
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「...」
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「繧ケ繝シ繝上?繝」
「「えっ」」
二人が同時に言ったその時だった。
えっ嘘。
周りを見渡してみると…