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第七話 今いるのは?

ブックマークと評価、ありがとうございます!

感謝です(*´ω`)

 街へ向けて足を進めつつ、マダナイがこの世界について説明をしてくれた。

 この世界は三つの大陸に分かれており、それぞれ――


 人族至上主義の国、ポエニクス大陸。

 人族、魔人族、どちらも受け入れている、リームス大陸。

 魔人族の国、スピリトヌ大陸。


 今いるのはリームス大陸らしい。

 魔人族とは、エルフやドワーフ、獣人族や竜人族などのことをいうとのこと。

 街に入るには身分証が必要になり、ない者は税を納め、犯罪歴がないか魔道具でチェックされるとのことだった。本来であれば、生まれたときに住民カードというのが発行され、それが身分証になるらしいが、当然そんなものは持っていない。

 なので、身分証も兼ねて冒険者ギルドでギルドカードを作ることになった。

 ちなみに、イリスがなろうとしているテイマーは不人気な職業だそうだ。己の力を相手に認めさせなければ『従魔契約』はできない。その為、難易度が高く、職業として成り立つには時間を要するということだ。

 しかし、イリスの場合はすでにマダナイがいる為、そう難しくないだろう。女神の最強装備もあることだし。戦闘面に問題もない。

 冒険者ギルド! 聞いただけでワクワクする! せっかく異世界に来たのだから、色々なところに行ってみたい! 色々なもふもふともふもふしたい! 考えれば考えるほど顔がにやけてしまう。


「何をにやけているのである。もうすぐ大通りに出る。もっとシャキッとするのである。小娘、お前はこの吾輩の主なのだから」

「ふふっ、なるべく努力はするよ」


 自信はないけどね、と心の中だけで留めておく。口にしたら怒られそうだ。

 大通りに出ると、冒険者と思われる者や商人、一般人や馬車で通る貴族らしき者など、様々な人でごった返していた。どうやら無事に、街の入り口近くに出られたようだ。

 この門――検問所を通り抜けると、サチェレスという街に入ることになる。比較的、治安のいい街だそうだ。

 イリスとマダナイも早速列に並んだ。魔物? らしき者を連れている為か、周りからは少し距離を取られてしまっている。マダナイの格好が目立ち過ぎた。王冠にふさふさ付きの赤いローブ。目立たないはずがない。そして、イリスにも問題があった。ドレスアーマーと剣が立派過ぎたのだ。どこのお嬢様だ、と周りからは思われている。


次回は4/4に投稿します。

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