第5話
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name;『ラビ』
種族;不死魔物;動死体兎
性別;メス
LV;1/10
JOB;
HP;10/10
MP;7/7
SP;8/8
STR;8
DEF;8
VIT;8
DEX;8
AGI;8
MND;8
INT;8
LUK;8
ステータスポイント;0
スキルポイント;0
〔スキル〕
『普通スキル』「物理耐性LV1」、「気配感知LV1」
『肉体スキル』「角LV1」、「牙LV1」
『種族スキル』「低位不死LV1」
〔称号〕
「ゲッカのシモベ」
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……気になぁかぁらぁ、「低位不死」、タップするかぁ。オレはそう思い、「低位不死」をタップした。
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『低位不死』
・低位の不死たるスキルを内封した複合スキル。
・スキル「陽光貧弱」、「光属性貧弱」、「神聖属性貧弱」が複合。スキルLV上昇で軽減可能。
・スキル「自動再生」が複合。
・スキル「精神攻撃無効」が複合。
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なるほどなぁ。んじゃさっさと決めるかぁ。オレはそう思いJOBの欄をタップした。
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JOB
・闇魔法使い
・格闘家
・斥候
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あ゛?3つしかねぇのかぁよ。どれにすかぁ?……うし、斥候だなぁ。オレに必要なのは、索敵能力だぁかぁらなぁ。オレはそう思いながらタップした。するとラビがどこからともなく短剣を取り出し、咥え始めた。
「あ゛あ゛?……もしかして斥候だからかぁ?」
オレがそう聞くと、ラビは首を縦にぶんぶん振った。
「んじゃぁ、何かぁ敵を探してこい。」
オレがラビにそう言うと、ラビはコクッと頷きぴょんぴょん跳ねて移動しながら周りを見渡して始めた。しばらくすると、敵を見つけたのか「キュイキュイ」鳴き始めた。
「そっちの方向にいんのかぁ?」
オレがラビにそう言うと、「キュイ」と鳴きながらラビは頷いた。
「うし、じゃあ行くぞラビぃ。」
そう言ってオレはその方向に走りだした。10秒程走ると、前方に緑の人影を見つけた。十中八九魔物だろうなぁ。
「鑑定。」
オレは、人影に向かって走りながらそう言って鑑定をした。
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『小鬼』
・最弱魔物に名を連ねる魔物。
・装備は個体別に異なる。
・油断するべからず。
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あ゛?ステータスは見れねぇ感じかぁ。スキルLV上げりぁ見れる様になんのかぁ?
「シィッ!」
オレは両手で鉄剣を持ち、走りながら小鬼の首目掛けて右横薙ぎを放った。その右横薙ぎは小鬼の首に綺麗に入り、小鬼の首を斬り飛ばした。小鬼を首無し死体に変えた。
《LVが3に上がりました。》
《JOB「騎士」のLVが3に上がりました》
《ステータスポイントを2獲得しました》
《スキルポイントを1獲得しました》
《スキル「剣術」のLVが3になりました。》
《スキル「一撃殺」のLVが2になりました》
《ドロップ品「首無し小鬼の肉体」を獲得しました》
《ドロップ品「小鬼の頭部」を獲得しました》
《ドロップ品「小鬼の棍棒」を獲得しました》
《ドロップ品「小鬼の腰蓑」を獲得しました》
《ドロップ品「小鬼金属」×2を獲得しました》
《ドロップ品「小鬼の魂魄」を獲得しました》
ちょぉーどいいなぁ、コイツもラビのお仲間にすうっかぁ。オレはそう思い、インベントリから頭と身体、それに腰蓑と棍棒を取り出し、地面に置いた。
「不死魔物作成、動死体。」
オレは右手を兎に目掛けて突き出してそう言った。すると、魔法陣が小鬼の頭、身体、腰蓑、棍棒を範囲内に入れる様に展開させると、その全てが沈みこんでいき、数秒すると魔法陣から全身から黒い霧を出しながら目が赤く光り、黒い棍棒と黒い腰蓑を着けた小鬼がでてきた。あ゛?また、黒ぇなぁ?オレはそう思った。