第2話
うあ?何処だココ。神殿か?取り敢えず起きるか、ヨイショっと。オレは、その場で身体を跳ね上がらせて起き上がった。ふと、周りを見渡すと似た様に倒れている奴らがいた。どうやら同じくプレイヤーらしい。いや、確か説明書には異邦人って書いて有ったから異邦人か。
「取り敢えず、ステータス確認しとくかぁ?」
起き上がったオレは、神殿から出て近くにあった脇道に入ってから、そう言ってステータスウィンドウを開いた。
《ステータスウィンドウ》
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name;ゲッカ
種族;半長耳族『鬼人混血』
性別;女
LV;1/100
JOB;騎士LV1/10
HP;25/25
MP;13/13
SP;16/16
STR;15
DEF;10
VIT;10
DEX;8
AGI;20
MND;8
INT;10
LUK;10
ステータスポイント;0
スキルポイント;0
〔スキル〕
『普通スキル』「鑑定LV1」、「疾走LV1」
『技術スキル』「剣術LV1」、「鎧術LV1」、「体術LV1」
『魔法スキル』「光属性魔法LV1」、「魔力操作LV1」
〔称号〕
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・インベントリ←new
・所持金『1000D』
・装備
▼
頭『 』
胴『初心者の皮鎧』
腕『初心者の皮籠手』
腰『初心者の皮腰鎧』
脚『初心者の皮脚鎧』
装飾『 』
武器『 』
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あ゛?インベントリに何か付いてんな。確かJOBアイテムをインベントリに入れといたとか言ってた気がするからそれかぁ?タップするか。オレがそう思いタップすると半透明の板が新しく表面された。
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インベントリ
・初心者騎士の鉄鎧一式
・初心者騎士の鉄剣
・初心者騎士の鉄盾
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お、良いじゃねぇかぁ。早速装備だ。オレはそう思い装備変更をした。
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▼
頭『初心者騎士の鉄冑』
胴『初心者騎士の鉄鎧』
腕『初心者騎士の鉄籠手』
腰『初心者騎士の鉄腰鎧』
脚『初心者騎士の鉄脚鎧』
装飾『 』
武器『初心者騎士の鉄剣』
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おお、かっけぇな。オレは装備変更した自分の姿を頭以外見てそう思った。
「あ゛あ゛?確か冒険者ギルドってとこで冒険者登録してからじゃねぇと魔物を狩っちゃいけねぇんだったかぁ?行くしかねぇかぁ。……何処にあんだぁ?」
オレはそう言って脇道から出て冒険者ギルドに向かおうとしたが場所が分からず足を止めた。
「おい、兄ちゃん。冒険者ギルドの場所、知ってかぁ?」
そこでオレは、近くを通りかかった若い男にそう聞いた。
「え?ああ、冒険者ギルドならそこの角を右に曲がればすぐですよ、騎士様。」
若い男はオレにそう返した。騎士様だぁ?外だけだな。
「そうか、ありがとうなぁ。」
そう言ってオレは若い男に言われた様に角を右に曲がり、無事に冒険者ギルドに着いた。
「此処が、冒険者ギルドかぁ?何つうか、まんまだな。」
そこには、テンプレとも言える冒険者ギルドの姿が有った。
「取り敢えず登録しに行くかぁ。」
そう言ってオレは受付に向かった。
「おい、姉ちゃん、冒険者登録をしたいんだが。」
オレがそう言うと受付の青い髪のツインテの女は書類と羽ペンを取り出した。
「それでは、こちらに記入を。」
そう言って受付嬢は、オレに書類と羽ペンを渡した。あ゛?名前だぁ?ゲッカだな。JOBぅ?騎士だ。んだよ、これだけかよ。ほれ、終わったぞ。
「お預かりします。……確認できました。こちら貴女様の冒険者カードです。ランクはEからです。」
受付嬢はそう言って冒険者カードを渡すとオレに退くように視線を向けた。ああ、分かった退くからそんな目を向けんな。
「じゃまぁ、何か狩るかぁ。」
オレは冒険者ギルドの地図を見て、初心者向けの【魔の森】にそう言って向かって行った。