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俺はもうすぐ美少女メイド型ロボットに殺されるかもしれない。

作者: 忍者の佐藤

ツッコミ「どうもこんにちはー」


ボケ「俺、そろそろ美少女メイド型ロボットに殺されるかもしれない」


ツッコミ「急にどうした。そんなおっかないロボットが身近にいるの?」


ボケ「は? いるわけないだろ」


ツッコミ「何でちょっとキレてんだよ」


ボケ「まあ最近『ワニより大きな口と鎌より鋭い手とマグロより速い遊泳速度を併せ持ちながら人間を捕食する。挙句の果てには頭から鉛筆が生えている怪物ウゾゾンバフ』なら俺の家のキッチンに住み着いてるけど」


ツッコミ「待て! ぶっちぎりで危ない奴がゴキブリ感覚で住み着いてるじゃねえか! そっちの心配しろよ! あと最後の鉛筆情報いる!?」


ボケ「まあウゾゾンバフはフッゴドドスがいるから何とかなるよ」


ツッコミ「フッゴドドスも何なんだよ。お前んちで繰り広げられてる食物連鎖に興味がわいたわ」


ボケ「それよりロボットだ。俺天才だから3分後には可愛いメイド型ロボットを作り上げてしまいかねない」


ツッコミ「いや絶対無理だろ、カップラーメンか」


ボケ「もし俺がメイド型ロボット作ってしまった時の参考にしたいから、お前がご主人様やって。俺がロボやるから」


ツッコミ「まあ、いいけど」




ボケ「キシャシャシャシャー!!」(ステージ中をバタバタ走り回りながら)


ツッコミ「ねえ! これ本当にメイド型ロボットなの!? 1分前に人間の体を手に入れたムカデとかじゃないの!?」


ボケ「いいえ私はメイド型ロボット」(元の位置に戻って)


ツッコミ「喋れるんじゃねえか! 何さっきの動き!?」


ボケ「ラジオ体操です」


ツッコミ「嘘つけぇ!」


ボケ「そんな事よりマスター、昨日はよく眠れたようですね」


ツッコミ「う、うーん。そうだな、快眠だったよ」


ボケ「やっとキッチンでの睡眠に慣れてきたんですね」


ツッコミ「俺キッチンで寝てたの!? 普通にベッドルームで寝かせてくれよ!」


ボケ「朝食は何が食べたいですか? 何でも仰ってください」


ツッコミ「そうだな、何でもいいなら生ハムメロンが食べたい」


ボケ「かしこまりました。生メガロドンですね」


ツッコミ「いや言ってない言ってない。 メガロドンって昔絶滅したホホジロザメよりでっかいサメじゃねえか」


ボケ「お待たせしました、生メガロドンです」


ツッコミ「なぜ取り置きしてるのかな!?」


ボケ「昨晩取ってきました。食べてください」


ツッコミ「いや、これを食べるのは色々と勇気が……」


ボケ「腑抜けが」


ツッコミ「おい、今なんつった」


ボケ「では朝のお風呂の時間に致しましょう。少し熱めに設定してみました」


ツッコミ「へえ、何度?」


ボケ「160度です」


ツッコミ「いや高すぎるわ、唐揚げ作る気か」


ボケ「ささ、早く片栗粉をまぶしましょう」


ツッコミ「本当に唐揚げにする気なのかよ!」


ボケ「乗り気じゃないようですね。では次は『お』スポーツの時間です」


ツッコミ「『お』の位置。お時間です、だろ」


ボケ「今日はゴルフのレッスンです。このボールを打つと楽しい仕掛けがあります」


ツッコミ「どうなるの?」


ボケ「大爆発します」


ツッコミ「君さっきから全力で俺の命を刈り取りに来てない? 絶対やりたくないんだけど」


ボケ「ではレッスン前に片栗粉を」


ツッコミ「何で頑なに唐揚げにしようとしてくるの?!」


ボケ「次はピアノの時間です『お』」


ツッコミ「だから『お』の位置!」


ボケ「間違うとピアノが発火するので、間違えてください」


ツッコミ「間違えてください?! もう完全に俺の死を願ってるじゃねえか!」


ボケ「じゃあそろそろお風呂の時間ですね」


ツッコミ「さっき入ろうとしたばっかだろ! 麺の湯切りか!」


ボケ「今度は私も一緒に入ります」


ツッコミ「え? で、でも男女が同じ風呂に入るのは……」


ボケ「じゃあ性別変えますね」


ツッコミ「流石ロボット! スナック感覚!」


ボケ「早速マスターの股間のあれを切り落とします」(手をチョキチョキさせながら)


ツッコミ「って俺の性別を変える方?! お前の手どんだけ鋭利なんだよ!」


ボケ「あ、その前に私トイレに行ってきますね」


ツッコミ「あいつロボットなのにトイレに行くのか。まあ変な所もたくさんあるけど、あいつも不器用なりに俺のことを考えてくれてるのかもな……」


ボケ「お待たせしました。レモンジュースです」


ツッコミ「なに最悪のタイミングで持ってきてんだよ!!?」


ボケ「お口直しです」


ツッコミ「今日まだ何も口にしてないわ!」


ボケ「ではマスター、そろそろ日記を付けて寝る時間ですよ」


ツッコミ「まだ起きて数分しか経ってないのは気のせいかな!」


ボケ「早く筆記用具を用意しろ」


ツッコミ「何のための脅しなんだよ。……あれ、シャーペンがない」


ボケ「仕方ありませんね。では私の頭に生えている鉛筆を使ってください」


ツッコミ「へー、頭から鉛筆が生えてるなんて便利……ってお前怪物ウゾゾンバフだろ!!  もうええわ」


お読みいただき、ありがとうございました。

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[気になる点] ごめんなさいm(_ _)m 前作にお父さん出てましたね!何と勘違いしたのか…… [一言] 『お』の位置で笑いました(*≧∀≦*) それに、古代生物が出て来るとはw なんてロマン溢れるボ…
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