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第1話 出会ってしまった二人

ある春の晴れた日の昼下がり、買い物客などでにぎわう大通りを少年、いや、少女はものすごくあわてた様子で走っていた、

「逃げなきゃ・・・」

その言葉を何度も繰り返しながら・・・・


ある世界に魔法が使えても、魔の国から魔獣を呼び出せても不思議じゃない世界があった。

その世界の人々は、二つのタイプに分かれていた。

まず、魔法使いと呼ばれる人々がいた、彼らは、不思議なことが現実に自由に操れる力をもっていた、次に、召喚師と呼ばれる人々がいた、彼らは、魔法使いのように不思議なことはできないが、魔の国と呼ばれているもう一つの世界から魔獣を呼び出し、魔獣と契約できる、契約の内容は何でもよく、一度契約するといつでもどこでも呼び出せる力を持っていた。

そして、彼らは一般的に魔法使いと召喚師の男女でパートナーを作り、仕事をする、パートナーを持てるのは十六歳を超えてからで、晴れた日に教会で契約として口付けのキスをし、魔法使いは右手に召喚師は左手にその証がでたら契約成立だ。

先ほど走っていた少女は召喚師でこの前十六になったばかり、もちろん契約を交わしたパートナーはいない。

少女はがむしゃらに走っているうちに大通りから離れた教会がいくつもたち並ぶ場所に移っていた。

その中の一つに取り壊し作業中の教会を見つけた。

最近は召喚師が激減し、一人で仕事などをする人が増え教会がどんどん減っているのだ。

「いいとこみっけ」

少女は迷わずそこに入った。

中は暗かったがさほどカビ臭くもなく、案外きれいだった。

「えっとぉ、隠れる所は〜」

少女は隠れる所を探すため通路を右にまがった。

その瞬間誰かとぶつかった。

「きゃっ」

少女は驚きのあまり声をだしてしまった。

急にぶつかった事にも驚いたがそれよりもぶつかった場所にあわてた。

なんと、自分の唇と相手の唇がぶつかってしまったのだ。

「えっ」

相手も驚いている。


今、少女と少年が出会った。

くわしくは、男装をした少女と女装をした少年が・・・


あと、言っておくが出会った場所は晴れた青空の下の一応教会だった。

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