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メイベルと星降る夜  作者: 片倉
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プロローグ

プロローグ



 ーそれは何時の事だったか、少女は心の片隅に残るある思い出を反芻する事がある。

 夜空の下にいた事は覚えている。そうだ、星も。無数の星が流れていた。何か…大事な人も傍にいたような…約束もした。少なくともその時の自分にとっては譲れない、大切な約束…

 少女はベッドの上でううんと思案を巡らせながら眠りにつく。特にここ最近の晩は、いつもその様に過ぎていった。



 それは神秘的でいて…他人に話しても誰も信じないような幼いころの情景ー

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