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君と僕との勘違いの苦悩  作者: 猫山家
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君と僕との勘違いの苦悩 約束編

猫山家です!

時間経つの早くね?と思いながら小説書いてました。

今回は約束編です!今回もビタースイートな感じにお送りします!

最近一週間フレンズにハマっちゃって死にそうですね☆

それでは長くなりましたがどうぞ!

付き合い始めてから、なんの進展もないまま1週間が過ぎた。

「はぁ…美月って本当に俺のこと好きなのかな」

心も空も曇る梅雨の季節がきた。

「心配性だな祥哉は!」

そう言ったのは祥哉の友達の中林 達也だった。

「だってさ、あれから殆ど口聞いてないんだ」

祥哉と美月は付き合ってから1週間たった。

祥哉と美月は付き合う前より口数が減った。

一方美月も、

「ねぇ千奈美ちゃん。祥哉に嫌われてるのかな?」

「どうしたの?いきなり」

「1週間殆ど口聞いてないの…」

美月はうつむきながらそう呟いた。

「好きなんでしょ?」

イタズラそうに言ったのは美月の友達の柳田 千奈美だった。

「ふぇ⁉︎いや⁉︎えっと⁉︎その⁉︎す、す、す、すすすき⁉︎とかじゃな、な、なくて!!!」

「へー好きじゃないんだ」

「そうじゃないけど…」

「なら好きなんだ?」

「・・・うん…///」

美月はうつむき顔を赤めながら言った。

「ふーーん。やっぱ好きじゃん」

そう言って千奈美は席から立ち祥哉の方向を向いた。

「千奈美ちゃん⁉︎何しようとしてるの⁉︎」

そう言って美月は、しがみついて千奈美の体を止めた。

「何って?あいつに美月の気持ち伝えに行くだけだけど?」

「そ、そ、そんなことしなくていいよ!恥ずかしいから///」

美月は焦ったせいか、早口で話した。

「それなら、いいんだけどさ」

「おーい美月ちょっといいか?」

「彼氏くんが来たから私どっか行くね美月頑張りなよ」

そう言い残して千奈美は廊下へと消えていった。

「しょ、祥ちゃん、な、な、なに?」

「え、えーっとさ次の」

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

話している途中で5限の始まるチャイムが鳴って祥哉の声はうまく聞こえなかった。

授業が始まって祥哉は、なんで美月はさっきの事を聞いてこないのかが不安でならなかった。

美月にとって俺はいらない存在なのか、美月はもう好きではないのか……沢山のマイナス思考の考えが浮かんできた。

そして授業が終わると直ぐに美月は立ち上がり逃げるように廊下に逃げていった。

それを見てた達也は、

「お前避けられてんの?」

その言葉は深く祥哉の心に突き刺さった。

「わかってますよ。避けられてることくらい!どうせ避けられてるんですよーだ!どーせ俺なんか見向きもされませんよー!」

「そう卑屈になるなって」

「でも…」

祥哉はウルウルと目を輝かせて落ち込んだ。

「わかった、わかった、なんとかしてやるからまってろ」

「ちょ⁉︎え⁉︎何する気⁉︎」

祥哉は達也の行動に目を見開いた。

「え?なにって、本人のところに…くぼぁ!」

祥哉は達也の顔を殴った。

「ふー危なかった!」

「危なかった!じゃねぇよ!祥哉てめぇなんで殴った!」

「え?蚊がついてたから」

「嘘つくならマシな嘘つけ!本人のところに行って欲しくないんだろ?」

「いや、別にそういうことじゃないけど…」

祥哉はうつむきながら小さな言葉で言った。

「ふーんなら行ってくるね☆」

「だめ!」

「なら、どうすんの?このままでいいの?」

「嫌だけど…」

「なら自分で行動しろ!」

そう言われて祥哉は言い返す言葉もなく立ち上がった。

そして、廊下へと出ていった。

そして、走った。走った。走った。探した。探した。探した。

「はぁはぁ…」

息が切れる。見つからない。

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

また授業のチャイムがなった。

今日最後の授業だ。美月はギリギリに教室にやってきた。

美月はどこにいたんだろう。そんな事を考えてるるだけで授業が終わった。

授業が終わると直ぐに挨拶をして美月は帰った。

「美月!待って!」

しかし、教室の騒々しさのせいで言葉は届かなかった。

そして暫く色々な事を考えた。

美月が話してくれないこと。

なんで話しかけてくれないのか。

わからなかった。

「わからないままは、嫌だ!」

走り出した。

見えた!美月だ。

「美月!」

大声で名前を呼んだ。

美月はその場で立ち止まった。

「しょ、祥ちゃん⁉︎な、なに?」

「はぁ…えっとはぁ…」

「祥ちゃん落ち着いて」

いつものように無邪気に笑う美月は懐かしく思える程に美月の笑顔を見ていなかった。

やっと落ち着いた祥哉は話し出した。

「美月なんで話しかけてくれなかったの?」

「それは祥ちゃんだよ!」

「え?だって俺は…」

ここで祥哉は初めて自分も美月に前より話しかけてないことに気づいた。

「でも、私も確かに前より話しかけてなかったかも…」

「う、美月ごめん…」

「話しかけてくれなかったから拗ねてたの?」

「す、拗ねてはいません!」

祥哉は照れながらそう言った。

「ふふ、私も何だか話しかけるのが恥ずかして話しかけれなくてごめんね」

「いいよ、わかったから。嫌われたかと思ってたし」

「それは、こっちもだよ祥ちゃん!」

「「へへへ」」

2人は笑いあった。

「あ、そうだ!美月今週の日曜空いてる?」

「え?なんで?」

美月は不思議そうに尋ねた。

「なんででも!」

「えーっと空いてるけど?」

「そっか!なら遊びに行かない?」

「千奈美ちゃん達と?」

祥哉は少し肩を落とした。

「違うよ!2人だけで!」

「ふ、ふ、ふふ⁉︎2人だけ⁉︎そ、そ、れって…///」

美月は想像もしてなかった言葉に驚いて照れた。

「デートだよ///」

祥哉は恥ずかして穴があったら入りたい気分にぬった。

「え、う、うん!いいよ!行こう!行こう!」

「わかったよ、じゃあ日曜に美月の家行くね!」

「え⁉︎く、来るの⁉︎」

「だ、だめ?」

「ううん!いいよ!」

「じゃぁな美月また明日学校で!」

「うん!ばいばい!」

美月も祥哉も顔を真っ赤にして帰った。

「祥ちゃん嫌ってなかった」

「美月嫌ってなかった」

2人は離れた場所でも同時にその言葉を呟いた。

美月、祥哉2人とも日曜に向けて心拍数は上がっていった。


どうでしたか?コメントくださいな!

そんでもって次回はデート編です!

多分次のやつは苦くない甘ったるいかも(´・ω・`)

それではではでは!

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