↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR

世界の端っこの小さな宝石

作者: TOMMY
掲載日:2025/10/27

世界の端っこで小さな宝石を見つけた。

それは、周囲の光を吸収する黒い宇宙そのものだった。


手に取った瞬間、痛みとともに無数の宇宙の残滓が頭の中に投射されていく。


一瞬の静寂の後に、急激に爆発する星。

高速で宇宙を漂う銀河団。

巨大な隕石と隕石がぶつかり、衝撃波が波紋のように広がる宇宙。


それらはいま、この瞬間にも、実際に夜空の奥に存在している。


過去も未来も、いまも。

すべては同時進行なのだ。


人間の物語も、

太陽系の物語も、

どこかの星々の物語も、

それは宇宙の壮大な物語の一部。


僕は小さな宝石を強く握り締め、ゆっくりと前を見た。


居場所を見失い、生まれた意味を探していた自分がひどく滑稽に思える。

目の前の灰色だった世界は、静かに息づきはじめた。


頭の中の宇宙と現実の感覚がゆっくりと溶け合い、衰弱した重い身体は重力から解き放たれたように軽い。


すると、小さな宝石から黒い糸のようなものが伸び、僕の身体をやさしく包み込んでいく。


それはどこか冷たかった。

でも、それが心地よかった。


そして僕は、

世界の端っこで宇宙と一体になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。