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第101話『旅立ちの先へ』

1,魔法なき世界の、朝

陽光が差し込む首都レゼル・ファーレ。

かつて魔法の光で満ちていた空は、今はただ静かな青だけが広がっていた。

中央大陸連合は、ゼロアーク撃破後の混乱を経て、復興を始めていた。

その中心には、“英雄”シン・アークライドの姿があった。

シン:《魔法が、消えた世界……けど、まだ“終わって”ねえよな》

2,魔法大帝としての決断

王城の玉座の間。

謎の組織《ECLIPSEエクリプス》からの誘いを受けた翌日。

シンはその椅子に座ることなく、玉座を前に立ち尽くしていた。

その横には、ロッシュ。

現在、臨時の「魔法大帝代理」として政務をこなしている。

シン:「なあロッシュ.......お前に頼みたいことがある」

ロッシュ:「……予想はついてる。お前、行くつもりなんだな。魔法を、取り戻しに」

シン: 「ああ。消えた魔法……その源に何があるのか、確かめたい。俺じゃなきゃダメなんだ。 だから.....この国をお前に託したい。」

ロッシュ:「…………俺には、そんな器は.......」

シン:「お前だからこそ頼めるんだ!!! この国を、守ってくれ。未来を、繋いでくれよ」

ロッシュはしばし黙り......やがて、静かに頷いた。

ロッシュ:「……わかった。お前がそう言うなら、俺はこの国を預か

る」

3,仲間たちの別れ

城門前、旅支度を整えたシンの前に、ユイナ・スイ・レイが集まる。

ユイナ:「あたしは残るよ。まだ、響律と幻創魔法が残した“共鳴波”を調べきれてない。地上の記録を守りたいんだ」

スイ:「私も。復興のために“水理術式”を応用した新しいライフラインを作るつもりなの」

レイ:「……私は、クロノの娘として、魔法についてもっと研究する。この国を見届けたい。父さんが遺してくれた意思を、継ぐために」

シンは一人ひとりに、優しく笑いかける。

シン:「……ありがとう。俺、一人で行くけど、ちゃんと繋がってるからさ」

スイ:「……ほんとバカ。絶対、無茶しないでよ……!」

ユイナ:「うん。でも……あんたらしいや」

レイ:「シン……困ったときはいつでも連絡してね......私達....駆けつけるから.....」 シンは空を見上げ、呟く。

シン:「あぁ.....ありがとう....じゃあ..........行ってきます!!」

4,新たな仲間たち

ECLIPSEエクリプスからの迎えが来た。

黒銀の航空艇から降り立ったのは、三人の少女―

アネモネ:冷静沈着な“戦術機導士”。槍型装備《レヴェル=アーク》を操る。

ミゼル:天才設計士。立体戦装アストレイルをカスタムするメカフェチ。

カリナ:元ネメシス構成員。過去と向き合うため、旅に同行する。 彼女たちも、なぜかシンに妙に好意的な反応を見せる。

ミゼル:「この人がシン……!わっ、マジでかっこよ……じゃなくて、本物か〜!!」

アネモネ:「浮かれてる暇はない。因子が目覚めつつあるわ」

カリナ:「……あんたに、少しでも償いをさせてよね。シン・アークライド……」

5,目的地は.......月の裏側

ECLIPSEエクリプス本部からの連絡。

通信:「第1因子ニヴルが、衛星軌道座標にて反応を示した。君たちに任務を託す」

シン:「.......行こう。魔法を取り戻しに。そして、“世界の果て”まで」

空へ向かう飛空艇。

その背には、魔法なき空。

だが、その先に、新たな戦いと奇跡が待っている。

**《新章・因子戦争》.........開幕。**


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