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第92話『世界の断層』

アルナスの森―再びシンたちが命を救った土地。

その地に、黒い亀裂が走る。 森を貫く“虚領”の魔力。

その中心に立つアイン=ゼロ。そして、その傍に、魂を囚われたレイ。

アイン=ゼロ:「おや、逃げずに来たか。ならば、世界の終わりをその目で見るがいい」

スイ、ユイナ、ロッシュ、そしてシンが前へと進む。 シンの拳には覚悟の魔力が宿っていた。

だが―アイン=ゼロが手をかざすと、小さな太陽が浮かぶ。

《万有魔法 太陽爆発プロミネス》を発動。 大地ごと、魔法構造が崩壊しはじめる。

スイ:「これ、魔法の根本そのものを……!」

ユイナ:「このままじゃ……森どころか、世界中の魔法が使えなくなる!」

その時―

ロッシュ:「シン.....ニャルスを使え....きっとお前のためになるよ」

ニャルス:「……仕方ないな。シン、俺と“やる”か?」

シン:「……ああ。今なら分かる。お前の力が必要だ」

―契約陣が森に浮かぶ。 《悪魔契約》が展開される。

シン:「やるぞ!ニャルス!!」

ニャルス:「任せろ!!」

シン:「悪魔同化ユナイトモード ニャルス―悪魔の力、100%」

同時に、シンの身体が黒と銀の魔力に包まれる。

シン:「真+千眼魔法......真・千里眼.....!!」

シンの額と両目に浮かぶ、無数の魔眼。 すべてを見通す力―

"真・千里眼"が覚醒する。 その視界に、レイの心の中の呪縛が見える。

シン:「いた……レイ……そこか!」

レイの心の中に飛び込み、無数の影と雷の呪いを切り裂いていく。

シン:「戻ってこい、レイ!!」

―レイの瞳が、涙とともに開かれる。

レイ:「で......でも....」

シンは、レイを優しく抱く。

シン:「大丈夫....もう離さないから.........」

レイ:「うん..........」

レイは、アイン=ゼロの呪縛から離れることに成功した。

レイ:「シン……わたし……戻ってこれたの……?」

シン:「おかえり、レイ」

雷が、影が、静かに消えていく。

アイン=ゼロ:「……なるほど。悪魔と完全同化し、“視た”か」

レイの救出成功。 ここに、再び4人が揃った―

次回―

四人の戦いへ。

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