第70話『雷の檻を壊して』
雷が空を裂き、暗闇を焦がす。
《虚無の心臓》の奥深く、重苦しい沈黙の中で、レイは静かに立っていた。
1,心の闇、雷の問いかけ
心の中で響く声―
雷の轟き、影のささやき、炎の咆哮、空間のざわめき。
「君は誰だ?」
雷が問う。
「君は恐怖か、怒りか?」
影と炎が問いかける。
「君はどこへ行く?」
空間が揺らめく。
レイは目を閉じ、ゆっくりと息を吐く。
レイ:「私は……迷っていた」
レイ:「あの人の娘だということ。だからって、私はどうすれいいのか分からなかった」
しかし、胸に去来する思いがあった。
レイ:「父でもあり、敵でもある“あの人”」
レイ:「私は、どうするべきなのか―」
2,記憶の断片
ふと、幼い頃の記憶が蘇る。
父親の笑顔。
彼女を抱きしめた温もり。
でも、同時に遠ざかる影。
信じたくても揺らぐ父の姿。
レイ:「私は父の娘だ........でも、それは私の全てじゃない」
レイは決意を固める。
レイ:「私は自分の意志で、仲間と共に戦う」
3,雷の“極”技、覚醒
四つの魔法が暴れ狂う。
影魔法の闇の双刃が空間を裂き、
炎魔法の火の翼が燃え盛る。
空間魔法が次元の裂け目から鋭い刃を生み出す。
そして、
レイ:「悪魔同化モード レグルス….悪魔の力1000%…….雷魔法《極・雷神》!!」
レイは、全身に雷を纏う。
そに姿はまるで……雷神
―天より降り注ぐ雷槍が幾千も大地を貫く。
レイ:「雷魔法…..四雷穿裂...........!!!!」
轟音とともに雷鳴が《虚無の心臓》を震わせる。
4,雷が切り拓く未来
爆発の煙が晴れると、レイは静かに立っていた。
髪は乱れ、衣服は焦げている。
しかし、その瞳は強く輝き、揺らがなかった。
レイ:「過去や血筋は関係ない.....私は、私の道を行く」
背後で雷が再び轟き、彼女の決意を讃えるように空が輝く。
レイ:「私の雷は、仲間を守るための光。だから、私は戦う」
5,その時、遠くで…
遠く、シンたちの気配が近づいていた。
仲間たちの力が混じり合い、未来を切り開く音がする。
レイは拳を握りしめる。
心に誓う。
レイ:《クロノを止めるのは、私たちしかいない》
次回―
スイの試練




