第55話『冥骸王と鬼の契り』
1,冥界の咆哮
戦いは静まり返っていた。
だが―その中心に立つ男の魔力は、
まるで世界そのものを呪い殺すかのような濁流。
ネクロ:「……ようやく、お前らを“認める”気になったよ」
彼の骨の鎧が軋む。
全身から鬼のような紋様が浮かび上がる。
ネクロ:「悪魔よ……俺の“内”から這い出ろ」
闇の裂け目から現れたのは―
双角を持ち、四腕の鬼面を戴いた巨影。
黒炎と血煙をまとった“鬼の悪魔”―《キマ》。
キマ:「ギィイ……クク……オマエノ命、ワレガ喰ラウ」
ネクロ:「好きにしろ。だが、まずは―奴らを潰す」
魔印が重なる。
骨と呪いと鬼の魔力―
ネクロ:「悪魔同化 モード ベルゼブブ+キマ.....骨+鬼魔法.....屍喰ノ王....!!」
鬼の顎が胸から覗き、腕は四本に。
全身は骨と鬼面に覆われ、背から黒き火の翼が広がる。
そして、額には、2つの双角が姿を現す。
ネクロ:「これが―お前らが超えるべき、“死”だ」
2,三人の連携
ユイナ:「……こんなの、勝てる相手じゃない……!」
レイ:「それでも、“戦うしかない”のよ、今は……!」
スイ:「シンが、命を懸けてクリナを救ったんだよ?私たちも、やらなきゃ―!」 三人が陣を組む。
ユイナ:「響律魔法.....連鎖共鳴.....!」
スイ:「風精霊魔法.......流槍旋陣....!」
レイ:「雷+炎魔法.....双光陣.....!」
音・風・雷・炎―四属性が交差し、巨大な魔陣を描き出す!
だが―
ネクロ:「鬼魔法.......喰魂咆哮......」
鬼の口が開き、全ての魔力を**“喰い尽くす”黒き炎**を吐き出す。
レイ:「……魔法が……呑まれてる!?」
その瞬間、壁を突き破るように―緑の閃光。
シン:「間に合った……!」
3,“宇獣”第三形態への兆し
スイ:「シン!!クリナは.....!!!」
シン:「気を失ってるだけだよ..本当に...救えてよかった......」
シン:「進化魔法……セルチェンジ …Ω細胞ON―まだ完全じゃないけど」
その身体が、さらに変化する。
全身を覆う宇宙鉱金の装甲。
両肩から突き出す粒子砲口。
尾は三本に分かれ、雷光が走る。
シン:「進化魔法....Ω細胞... モード 宇獣型」
ユイナ:「姿が……変わった!?」
レイ:「まさか、さらに“進化”したっていうの……?」
シンは、E細胞とはまた違った姿をしていた。
シンの手は黄金の羽に変わった。まるで、伝説の宇獣のように。
シン:「コイツで、お前の《鬼》を止める」
シン vs ネクロ―最終戦、開始。
4,怪獣と鬼神―衝突する咆哮
ネクロ:「面白い……進化するか、死ぬか……見せてもらおうか!」
シン:「いくぞ――進化魔法....轟閃・爪尾穿滅陣!”」
三本の尾から爆発的な雷と火が走り、鬼の鎧を砕く!
ネクロ:「鬼魔法.....紅蓮乱舞!!」
四本の鬼の腕から次々と放たれる黒き剣。
空間すら裂きながら、シンへ殺到!
シン:「喰らえ―進化魔法.....三連牙!!」
鉤爪・粒子砲・尾の三撃を同時に放ち、鬼剣をはじき返す!
激突する光と闇。
命の叫びが、戦場に響く―!
戦場の真ん中で、四人が背中を合わせるように並ぶ。
シン:「……行くぞ、ユイナ、スイ、レイ。ここが……正念場だ」
ユイナ:「……うん、私はもう……あんたの横に立つって決めたんだから!」
スイ:「誰にも邪魔させない! 私たちで……未来を切り開くんだ!」
レイ:「あたしたちなら、できる―さぁ、立て、ネクロ!」
四人の魔力が共鳴する。
次回―
夜空を焦がす閃光と咆哮の中、戦場はさらに燃え上がる!




