第50話『想いと“血の女王”』
1,再会の気配
激戦を終えたシンたちは、廃都の神殿跡で一時の休息を得ていた。
だが、空気が張りつめる。
ユイナ:「……感じる。この魔力……“あの子”が来る……」
レイ:「まさか、また敵?」
スイ:「……いや、これは……シンと関係ある……!」
ゼルグ:「……“呪符の匂い”だ。お前たちは下がれ。―これは、奴の因縁だ」
静かに立ち上がるシンの目は、覚悟に満ちていた。
2,かつての仲間・クリナ
過去の記憶が蘇る―
《血液魔法の使い手・クリナ》
彼女はシンが中学生時代、引っ越し先の学校で共に喜び、泣き、笑った仲間だった。 だが、ある戦いを境に、姿を消した
その裏にあったのは、闇の契約。
カース―“呪いを宿す悪魔”。
クリナは自らその力を選び、姿を変えていた。
3,クロノ=スペースの呪縛
ゼルグの口から、真実が語られる。
ゼルグ:「クリナが堕ちたのは、自らの意思ではない。クロノ=スペース……あの時間を歪める男が、“記憶”と“理性”を封じていた」
スイ:「クロノ……!」
レイ:「じゃあ……彼女も、“操られていた”ってこと……?」
ユイナ:「なら、助けるしかないじゃない……!」
だが、彼女の魔力は、すでに常軌を逸していた。
4,戦いの予兆
その髪、その瞳、そして、漂う血の魔力―
クリナだった。
クリナ:「……次は、全部壊す。今度こそ、私の血で終わらせるの……」
戦いの幕が、ゆっくりと上がっていく―。
次回―
クリナとの戦いへ。




