第4話『新たな旅立ち』
1.勝利を掴んだ後
午後の陽射しが差すグラウンド。3人が並んで座っている。
シン:「俺の夢は……魔法大帝になることと父さんの死因について。なんでこの刀を残した のかについてを知ることだ......」
スイがまっすぐ前を見て力強く話す。
スイ:「私はね、大切な人たちを守れる魔法使いになりたいの」
レイがやや陰のある表情で語る。
レイ:「私は……悪魔憑きとして、自分の存在を認めさせたい。ただそれだけ.....」 タッタッタッタ
少し離れた場所から、先生が走ってくる。
先生:「シン!スイ!レイ!……無事で良かった……!!」
シン:「他のみんなは?」
先生:「他のみんなは各自、家に避難させたよ。今無事に魔物を倒したと、保護者に連絡し たよ。」
シン:「良かった〜」
シンは、ホッとした。
先生:「それより、伝えたいことが3人にあるんだ!!」
シン・レイ・スイは、頭に?を浮かべた
2,大切な話
三人は、先生に職員室に連れてこられた。
スイ:「で、大切な話ってなんですか?」
先生は真剣な顔で話す。
先生:「すぐに休めとは言わない……でも、今の君たちには選択肢がある」
先生:「君たちには、この世界を自分の目で見て、戦って、生きて―それを選べる力があるんだ」
シン:「ということは?」
シンは、バカのように聞く。
先生:「つまり、君たちにはこの世界を変える力がある。そして、君たちは、神に選ばれた力 を持っている。君たちはなにかに呼ばれているんだよ。」
シン&スイ&レイ「「あ!!」」
シン:「俺、夢で、誰かが俺を待っているとか言ってた。」
スイもレイも同じく。
スイ:「私も!」
レイ:「私もだ!!」
先生:「やはりな。強制とは言わないが、君たちをさらに強くする良い冒険になるかもしれない。明日、君たちの答えを聞かせてもらおう。保護者の方にも、しっかり相談しなさい。」
シン&スイ&レイ「「はい!!」」
3,本当のこと
シンが二人に聞く。
シン:「スイ。レイ。二人はどうする?」
二人は、一緒のことを言う。
スイ&レイ:「「もちろん!!行くよ!!」」
シンは笑う。
シン:「あははっ笑。よし!!俺も行く!!」
三人は、言う。
シン&スイ&レイ「「明日ここで集合ね!!」」
三人は、待ち合わせをし、それぞれの道を帰ることにした。
シンが玄関を開ける。
ガチャッ
シン:「ただいま〜」
母さん:「シン。先生から聞いたわ。」
どうやら、母さんは、先生から聞かされたらしい。
母さん:「私は、反対しない。けどこれだけはちゃんと聞いてほしいの。」
母さんが珍しく真剣な表情で話す。
シン:「なに?」
母さん:「実は........あなたの魔印が出なかった理由はね.........あなたが強すぎたからな の。」
シンは困惑する。
シン:《え?どういうこと。じゃあ俺本当は最初から魔印があったの?え?》
母さん:「困惑するのも無理はないわ。あなたが世界を冒険するのを....この時を待ってた の。」
母さん:「それとまだあって、落ち着いて聞いてね。あなたは魔法大帝になる予定だったの。 だけど、あなたが生まれる前に、いた、次期魔法大帝だったクロノ・スペースっていう人が、 魔法大帝の座をあなたに譲りたくなくて、あなたの魔印を封印したの。」
シン:「え。じゃあまさか.............」
母さんが更に喋る。
母さん:「そのまさかよ。お父さんは、それを阻止しようとして、そいつに殺されたの。」
その瞬間。シンの中の何かが、プチンと切れる。
シン:「じゃあ、父さんを殺したのは、クロノ・スペース?」
母さんは、コクンと頭を上下に揺らす。
シン:「..........そいつ......絶対に.............”殺す”..............」
シンの殺気と怒りがにじみ出ている。
母さん:「落ち着いて!!シン!!」
シン:「落ち着いてるよ.......で、他にもあるの??」
母さんは、息を殺して言う。
母さん:「それと、あなたのその刀。いざとなったときに、あなたの身を守ってくれる悪魔が 封印されてるの。悪魔の詳細は知らないけど。お父さんは、その時が来たら、わかるよ。っ て言ってたわ。」
シン:「父さんは、いつまでも、家族思いだったんだね........」
母さんが泣きながら申し訳無さそうに言う。
母さん:「今まで黙ってて、ごめんなさい.......」
シン:「いいんだよ!!教えてくれありがと!!俺、魔法大帝を倒して、俺が魔法大帝にな るよ!!それで、この世界を変える!!」
母さん:「あなたならできるわ!!さぁ夜ご飯食べましょ!!今日は奮発しちゃう!!」
今日は、ひどく、嬉しく、悲しい1日だった。
シンたちの冒険が今始まる!!
次回―
ついに新たな冒険が始まる!




