第31話『終焉、そして新たな旅』
1,決着
ラグ=ノクス:「……ならば見せてやろう。“全てを消す”世界の終わりを!!」
ラグ=ノクスの全身に、古代文字が浮かび上がる。空と大地が鳴動し、彼の身体を中心に 災害のごとき魔力が渦を巻いた。
ラグ=ノクス:「古代+災害究極魔法.......世界終焉.......!!」
漆黒の奔流が、空を引き裂き、あらゆる法則を押し流す。
それはまさに、世界を消す一撃―!
スイ:「来る……これは、今までとは比べものにならない……!」
レイ:「単独じゃ、止められない。合わせるよ、スイ、シン!」
シン:「……ああ!合体魔法―」
シン&スイ&レイ:「創界結界……..三重奏.........!!」
ギィィィィィィィンッ!!!
三人の魔力が螺旋状に融合し、空間に巨大な魔法陣が展開される。
霊魂、水精霊、悪魔雷──三種の魔力が共鳴し、“破壊”に対して“創造”の力を放つ!
シン:「これで……終わりだッ!!」
巨大な光柱が、黒き終焉の魔法に直撃する。
轟音。衝突。世界が震えた。
対消滅のように、ラグ=ノクスの魔法は拮抗し、崩壊し、そして―砕けた。
ラグ=ノクスは膝をつき、力を失った身体を地に預ける。
もう、戦意も、怒りも、どこにもなかった。ただ静かに、空を見上げていた。
ラグ=ノクス:「……見えたよ…やっと、空が……蒼いって思えた……」
スイがそっと膝をつき、倒れかけたラグ=ノクスの体を支える。
スイ:「あなたは……壊したかったんじゃない。誰よりも、この世界を信じてたんだ」
ラグ=ノクスの唇が、かすかに笑みの形をつくった。
ラグ=ノクス:「……子どもの頃、よく言ってたんだ。“世界を変えられる力がほしい”って」
ラグ=ノクス:「でもな……力だけじゃ、何も変わらなかった。むしろ、壊すだけだった……」
シン:「……お前の声は、無駄じゃなかった
レイ:「あなたの思いは、もう私たちの中にある……」
彼の身体はすでに限界を超えていた。
だが、最後の力を振り絞り、ラグ=ノクスはシンに小さな欠片を差し出す。
それは―“世界の鍵”。かつて世界の核に触れた者だけが扱える、特別な魔法遺物。 ラグ=ノクス:「……ルクシオ三兄妹には……気をつけろ……やつらは、もう“神”に手をかけている……」
ラグ=ノクス:「このままだと……“時間”すら……壊れる……」
その言葉の直後―
彼は胸に手をあて、自身の魔法核を取り出した。
ラグ=ノクス:「シン……君は、クロノ=スペースを倒す“鍵”を握っている」
ラグ=ノクス:「……だから託すよ。俺のすべてを。この中には……古代魔法と災害魔法の核がある」
ラグ=ノクス:「忌まわしい魔法かもしれない。だが、きっと......きっと君を助けることができるよ.....」
シン:「ラグ=ノクス……!」
ラグ=ノクス:「持っていってくれ。俺の魂ごと……未来を、君に託す」
黒い核がシンの胸へと溶けるように吸い込まれる。
その瞬間、彼の魔力は大きく揺らぎ―
新たな力の波動が身体を駆け巡った。
レイ:「すごい……これが、ラグ=ノクスの……」
スイ:「ありがとう……あなたの意志、絶対に無駄にしない」
ラグ=ノクスは微かに笑って、空を見上げる
ラグ=ノクス:「……そうか。なら、もう……思い残すことはないな……」
身体はすでに限界を超えていた。
彼の姿は光の粒となり、風に溶け、静かに消えていった。
《ラグ=ノクス・死亡》
《シン→古代魔法&災害魔法取得》
2,静寂
その夜、三人は焚き火を囲んでいた。
それぞれの悪魔・精霊たちは小さくなったまま、各頭で眠っている。
レイ:「終わったんだね……ラグ=ノクスとの戦い」
スイ:「でも、始まるんだよ。“本当の敵”との戦いが……」
シンは胸に宿る新たな力と、「世界の鍵」を見つめる。
シン:「ルクシオ三兄妹……お前たちが、本当の災厄か」
ゼルグは目を覚ました
ゼルグ:「次に進む準備はできているか? “時間”を壊す魔法に立ち向かうには、心を定めろ」
3,謎めいた玉座
カリストラ王国の謎めいた玉座。
三つの影が、静かに揃っていた。
???:「ラグ=ノクスが……敗れたか。まぁ、予想の範囲内だ」
→白衣の男
???:「我らの計画に影響はない。“神域”の扉はすでに動き出している」
→痩せた骨のような男
???:「……でもね、面白くなってきたじゃない? ようやく“運命に逆らう”者が現 れたってこと」
→美しき仮面に女
そのとき、さらに奥の闇から現れた影。
ルクシオ家の当主―
その名は、クロノ=スペース。
クロノ=スペース:「時間を壊すか……それは“我々”の仕事だ。子どもたちの遊びには…… 終止符を打ってやらねばな」
そして、物語は次なる段階へ。
新たな仲間、新たな敵、そして、運命を超える旅が再び始まる。
次回―
新編突入!!




