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第27話『三位一体の咆哮』

ラグ=ノクスが仮面を黒に染めた瞬間、空間そのものが崩壊し始めた。

空が裂け、重力がねじれ、風が逆流する。

まるで、世界そのものが“異常”に侵食されていくかのようだった。

森の空間に浮かぶのは、巨大な五重の魔法陣。

その中央に立つラグ=ノクスの身体からは、古代魔法、災害魔法、そして仮面魔法の三つの力が常軌を逸した波動で放たれていた。

1,ラグ=ノクスの言葉

ラグ=ノクス:「さあ―ぶち壊してやるよ」

彼の手が仮面に触れ、白の仮面をゆっくりと顔に当てがう。

それは“鹿”と“羊”が融合した神聖で優美な意匠。

ラグ=ノクス:「これは儀式だ。破壊の始まりの鐘だ……」

仮面がカチリと嵌まった瞬間、彼の魔力が爆発的に膨れ上がり、

仮面の白がじわじわと“漆黒”へと染まっていく。

2,三人の覚悟

ゼルグ:「あいつは、ただの魔術師なんかじゃねえ……まさに“世界の修正”だ。だがな、シン―」

シン:「分かってる。俺たちが止めるしかない。でも、霊魂魔法も反魔法もろくに効かない..... どうすれば......」

その瞬間、彼の足元に霊光の紋様が浮かび上がる。

空気が震え、静けさの中に凛とした“気配”が満ちていく。

―光の中から、ふわりと現れたのは、白銀の髪に琥珀色の瞳を持つ、儚くも気高い少女。

その存在は、まさに魂の神秘。

???:「お前の魂は、もう迷っていない……だから私は応える。名は、カイラ。霊魂の精霊」

シン:「カイラ……!」

ゼルグ:「お前の“魂”が呼んだ、もう一柱の契約者だ。これで本当の意味での“霊魂魔法”が始まる」

カイラ:「魂の同化。霊魂同化スピリット・エンジェル―」

一瞬で、白金の輝きがシンの身体を包み込む。

ゼルグの悪魔の力と、エイルの霊なる加護が交わり、魂の奥深くで融合する。 シンの背から、白銀と紅の双翼が広がり、全身に神聖な魔紋が走る。 瞳は紅に燃え、足元の空間さえも霊気で揺らぐ。

その姿は、まさに―霊魂の戦神。

シンの腕には、新たな精霊の魔印が現れた。

シン:「ありがとう、カイラ……ゼルグ……! これが俺の―“魂の力”だ!!」

スイ:「風と水の精霊たちよ、契約の証にこの身を預ける。共に、彼を超える!」

ルナリスとエイルの魔力が彼女を包み、

精霊同化スピリット・ダイブを発動。

水馬ルナリスのたてがみのような水流が髪を揺らし、

エイルの風の加護が彼女のステップを疾風の如くする。

レイ:「……レグルス、お願い。私の“拳”に、すべての雷を!」

レグルス:「行け、雷の娘よ。全てを貫け」

レイの身体が電光で裂け、

悪魔同化デビル・ダイブモード レグルス》を発動。

肉体強化と空間跳躍を融合させた“格闘の女王”の姿がそこにあった。 3.戦闘、開幕

三人が同時に踏み出す。

それぞれの力が、時空に三本の光線のように走った。

シン:「霊魂精霊+反魔法.....連斬・幻命穿れんざん・げんめいせん.....!」

斬撃が時を裂き、幻影のように連続攻撃が舞う。

スイ:「水+風精霊魔法.....氷嵐乱舞ブリザード・テンペスト......!」

空間そのものを凍てつかせる氷結の旋風が発動。

風の螺旋に乗って飛翔しながら無数の氷刃が襲う。

レイ:「雷魔法.....雷魔拳・零式らいまけん・ぜろしき....!」

足元から瞬間跳躍し、拳で空間を砕く。

連続ステップと空間転移で、影すら捉えきれぬ速度。

ラグ=ノクス:「面白い―!」

彼は左手を広げ、《古代魔法・深淵の結印しんえんのけついん》を発動。

空間が硬直し、三人の攻撃が止まる―

しかし、

スイ:「私の風は止まらない!」

風の精霊の力で空間干渉を無効化。

レイ:「空間を固定しても、私の“跳躍”は止められない!!」

雷がその固定領域を内部から砕く。

シン:「そして、俺の刀は―“魂”を穿つ!」

霊魂魔法による強制位相斬撃が、ラグ=ノクスの左肩を切り裂いた。

ラグ=ノクス:「くそっ!!......」

4,合体魔法

三人が中心に集まり、魔力が共鳴する

ゼルグ:「行くぞ、三位一体!」

スイ:「風と水の旋律を!」

レイ:「雷の震動を!

シン:「そして―魂を貫く“斬”を!!」

三重魔法陣が浮かび上がり、そこから放たれたのは―

シン&スイ&レイ:「「合体魔法....世界断層斬ワールド・ブレイク....!!」」 空間、時間、重力、魂―すべての“レイヤー”を断つ魔法。

その一閃は、大気を引き裂き、空間の狭間へと斬り込んだ。

ラグ=ノクス:「――ぐっ……!」

仮面に亀裂が入り、ラグ=ノクスは体の大半を失った。

だが彼は、まだ笑っていた。

5,仮面の裏の仮面

ラグ=ノクス:「フフ……愉快だ。ならば、見せよう。“本当の顔”を」

彼の白仮面が剥がれ落ち、下から現れたのは、

“黒と赤”の融合した鹿と羊のような仮面。

ゼルグ:「まさか……この仮面、“次元の位相”すら喰ってやがる」

ラグ=ノクス:「これからが、本当の地獄だ。世界よ、裂けよ。崩れよ。―“災厄の本質”を見せてやる」

大地が裂け、空が泣く―

物語は、未だ見ぬ“最終形態”へと進み出す。

次回―

シンの覚悟が今、試される!


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