第24話『再集結とアルナスの森へ』
1,光が満ちる
長き試練を経て、三つの扉が同時に開いた。
そこに立っていたのは、魂を鍛え上げた三人の戦士―シン、スイ、レイ。
それぞれが「自分の弱さ」と向き合い、越えてきた。
身体に刻まれた魔紋、磨かれた魔力の流れ、そして何よりも―
その眼差しの強さが、何よりの証だった。
シン:「……これで、全員そろったな」
レイ:「やっと顔が見えたわ。あんたたち、いい顔してるじゃない」
スイ:「……うん、これからだね。ここから本当の戦いが始まる」
三人は静かに頷き合い、かつてと同じように拳を重ねる。
その時、ふわりと風が吹き抜け、シンの頭の上に何かが乗った。
ゼルグ:「―おい、重くねぇよな?」
シン:「……お前、なんでそんなちっこくなってんだよ」
ゼルグは、小さくなってシンの頭に乗った
ゼルグ:「“魔力消費モード”だ。こうしてれば少しは楽できんだよ、文句あっか」
スイ:「ぷっ、似合ってるよゼルグ」
レイ:「ふふ、頼れる“マスコット”って感じね」
ゼルグはむすっとしながらも、少し照れたようにそっぽを向いた。
ゼルグ「……ま、バカにしてもいいがな。次は本当に気を引き締めろ。今度は“遊び”じゃ済まねぇぞ」
その言葉に、空気が変わった。
シン:「……やっぱ来るのか、“ラグ=ノクス”」
ゼルグ:「ああ。ヤツは“アルナスの森”の奥地―“封印の聖域”に現れる。あいつが動き出 したってことは、世界の“時間”そのものが歪み始めてるってことだ」
スイ:「時間……。つまり、クロノ=スペースの力が背後に?」
レイ:「ラグ=ノクスを倒さない限り、私たちは前に進めない……そういうことね」 ゼルグは小さく頷く。
ゼルグ「お前らの修行はここまでだ。だが、戦いはここからが本番。“精霊”でも“悪魔”でもな い、もう一つの異質な魔法が待ち受けている」
焚き火の揺れる夜、三人は各々の装備を整え、静かに決意を固めた。
シン:「行こう。アルナスの森へ。今度は三人一緒だ」
スイ:「もう、後ろは振り返らない」
レイ:「世界を守るために、私たちは剣を取る」
そして―
三人と一匹(?)は、伝説の森“アルナス”へと歩き出す。
その地で彼らを待つのは、空間を喰らい尽くす“破壊の獣”―ラグ=ノクス。
だが、今の彼らには恐れはなかった。
それぞれが、自らの魂に誓ったからだ。
「絶対に、負けない」と。
次回―
そして、死闘が幕を開ける。




