第197話『再集結と祝宴の光』
1,英雄たち、帰還の刻
アルカディア中央庭園には、色とりどりの提灯と光の魔法で飾られた空間が広がってい た。
魔法で浮かぶ光球、音楽、笑い声、子供たちのはしゃぎ声——
その中心に立つのは、イツキ。
少し背が伸び、表情はどこか大人びたが、変わらぬ優しい眼差しをしていた。
イツキ:「……準備は完璧っと。あとは——」
その時、空を裂いて雷雲が轟く。
クロ・ミリ・セナは、神獣(神・人型)でやってきた。
クロ:「おいおい!派手に来たな、ミリ!」
ミリ:「いいじゃない、年に一度の再会なんだから!」
セナ:「……皆、変わってないわね。少し安心した」
イツキ:「おかえり、3人とも!」
そこに——
シン:「遅れて悪い。こっちは道中ちょっと騒がしくてな」
スイ:「まったく……寄り道しすぎだよ」
レイ:「でも……この空気、やっぱり“仲間”の場所だね」
ユイナ:「イツキィィ!会いたかったぁ!!」
イツキ:「ひ...ひっつくな!!!…でも…俺もだ、みんな……本当に、あえてよかった....」
すると...
アリア:「こんにちは...私....シンの母です...」
レイ:「アリアさん!!久しぶりです!!」
イツキがびっくりする。
イツキ:「え...親父のお母さん!?わっっか!!」
アリア:「あら、うれし....あなたがイツキね...よろしく...おばあちゃんよーー」
クリナ:「久しぶりーーー」
ユイナ:「クリナ!!懐かしい!!」
クリナ:「この子がシンの子供ねーー。何処となく似てるわね笑」
ネクロ:「俺もいるぞーー」
グラヴィ:「わ...私もいるぞ....」
スイ:「わかってるってー。懐かしいなーーー」
シンが間に入っていう。
シン:「か....母さん..!?どうしてここに....」
スタスタ
アリアはシンに近寄り——
パチンッ!!
シンのほっぺを叩いた。
アリア:「シン!!あなたなにしてるの!!」
シン:「ご.....ごめん...母さん.....」
アリアは一呼吸しもう一度話す。
アリア:「まぁ....生きててよかったわ.....」
シンは泣く。
シン:「うん......うん......」
空を見上げれば、星々が舞うように瞬いていた。
2,宴、開幕!
ロッシュ:「よし、全員そろったな。じゃあ始めようか。英雄たちの、祝宴を!!」
パァン!!
クロが魔法で空に星花火を上げる。
ミリ:「雷のプリン、ちゃんと作っておいたよ!」
セナ:「それって美味しいの……?」
イツキ:「とりあえず、食おう!」
ロッシュ:「魔法大帝から一言....あーーあー。よし。皆のもの、飲め、語れ、笑え。今日は過去も未来も、全部忘れて構わん!」
スイ・レイ・ユイナと踊るシン 。
魔法講座を開くミリとティア 。
幻影でショーを見せるイツキ 。
クロが星空滑空ショーをして、拍手喝采。
セナは災炎魔法で音楽隊に参加して演奏!
3,家族との対面
アリアたちアークライド家は、イツキへ近寄る。
アリア:「横....いいかしら」
イツキ:「あ...どうぞ.....」
アリア:「あなたにはね...話さないといけないことが2つあるの.....」
アリア:「まず...1つ目....私の夫.....つまり...あなたのおじいちゃんはね.....ある地球外知的生命体に殺されたの....」
イツキ:「え....どういう.......」
クリナ:「この話には続きがあって....2つ目..その地球外知的生命体は、ある人の体を乗っ取って、動いていたの......」
ネクロ:「それが....俺等の一番上の兄貴......クロノ=アークライド。」
イツキ:「ま...待って....訳わからん.......!!」
すると、みんなが笑う。
グラヴィ:「こいつ....面白いな笑」
アリア:「ま...とにかく...この家族は複雑なの.....こんな家族でも大丈夫?」
イツキ:「あ?当たり前だろ....家族なんだから...」
クリナ:「そう言ってもらえて良かったわ....」
3,心の夜明け
夜も更けてきたころ。
イツキは皆を見渡す。
笑い声。涙。希望。命。すべてが、ここにあった。
イツキ:「なぁ、みんな——俺、あの時思ったんだ」
イツキ:「“守る”ってことは、“共に生きる”ことなんだって」
イツキ:「一人じゃできなかった。お前たちがいたから、俺は“宇宙さえ超えられた”んだ」
ミリ:「……バカだな。あんただけじゃないよ。私たちも、同じだった」
シン:「……全部、背負わなくていい。これからは、分け合えばいい」
イツキ:「……ああ」
クロ:「つーわけで!! じゃあ、最後に——やるか、あれ!」
イツキ:「ああ、“合言葉”だな」
全員、手を胸に当て、空を見上げる。
そして、声を重ねて叫ぶ——
「「英雄見参!!!!!」」
夜空に、星の道が広がっていく。
宴はまだ続く——
これは、終わりではなく、新たなる旅の始まり。
次回、ついに……ついに.......最終話!
未来へ繋ぐ、最後のひとときへ——!




