第193話『還る刃』
1,共闘の刻
——ノウスの空間が崩れ、現れる“もう一つの光”。
その中から現れたのは、血を流し、満身創痍のシン。
だがその瞳は、過去のものではない。
シン:「イツキ.....俺に作戦がある......」
イツキはその作戦を聞くと呆然とする。
イツキ:「……親父……」
シン:「悪かったな。……全部、俺のせいだ。ノウスの呪縛に抗えなかった。だから....最後 は...俺がけじめをつける。」
イツキ:「……戻ってきてくれただけで、十分だよ」
二人の間に言葉はもういらない。
ただ、その刹那——意志が重なった。
シン:「アイツは……俺が封じる。イツキ、支援してくれ」
イツキ:「ああ。合わせる」
ノウス:「“親子の情”で、この私を超えられると思うな。私は——宇宙の“真なる意思”だ」
シン:「——だったら、宇宙ごと殴る。それが、“親”ってもんだろ?」
2,封印術式
イツキとシン、同時に魔法陣を起動。
《天星刻印陣式・封滅牢》
次元をねじり、虚空を畳み、“存在そのもの”を束縛する封印結界が生まれる!
クロ:「うそ……あのノウスの動きが……止まってる!? 二人の魔法が、融合してる…… !」
ミレイユ:「これは……空間ごと閉じてるわ。今のうちに、皆!!攻撃を....!!」
レイ:「やるしかない! これが最後のチャンスだ!!」
3,逃げろ、生きるんだ
イツキ:「クロ、ミリ、セナ——全軍、避難所に行け!」
シン:「これ以上、巻き込むわけにはいかん。ここから先は——“俺たち”の戦いだ」
クロ:「ふざけんなよ……こんなとこで、勝手に終わらせようとすんな!!」
イツキ:「終わらせねぇよ。守るんだ。みんなを、“未来”を……!」
すると、ミリ、セナがシンに抱きつく。
セナ:「……絶対、戻ってきて。じゃないと、泣くからね……!」
ミリ:「お願い....死なないで....まだ..あなたに...言わなくちゃいけないこと....たくさんある の.....」
イツキ:「心配すんな...絶対生きて帰る.....」
イツキ:「クロ!!!」
クロ:「ん?」
イツキ:「こいつら....頼んだぞ....!!」
クロ:「任せとけ!!」
一人、また一人と退き、空間から脱出する仲間たち。
その背中を見送りながら——
シン:「お前も...愛されてるな.....」
イツキ:「まーなぁー」
シン:「イツキあ好きな人もいるみたいだし...お父さん...感動したよー」
イツキは照れくさそうに言う。
イツキ:「そ、そんな人いねーよ!!!」
しかし...その場の空気は一瞬で警戒に入る。
イツキ:「……親父、時間は……?」
シン:「封印は5分が限界だ。その間に……俺たちで、奴を削りきる」
イツキ:「上等だ。——いこう、“最初で最後の共闘”を!」
4,閉じられた空間、再び吠えるノウス
封印内——ノウスが黒く歪む。
ノウス:「フフ……この状況で勝てると思ったのか?貴様らは、所詮“人間”……」
だが、その時。
イツキ:「俺たちは、ただの人間じゃねぇ。“親子”だ!!」
二人の魔力が共鳴し、宇宙と意志が同調する!
親子の共闘が織り成す、銀河の連撃が炸裂!!
だが、ノウスの核心に、ついに“ある真実”が姿を現す——
次回——
宇宙の始まりに隠された、“創世の裏側”とは……!?
——宇宙の最奥、決着の“第一撃”が始まる!!!




