第181話『刀の記憶』
重く、黒い魔力の風が空を満たしていた。
魔力を吸われ、一時的に魔法を使えなくなっていたイツキたち。
しかし、クロ・セナ・ミリが神獣と完全融合した今、奪われた魔法はただの“失われた力”ではなく、宿命そのものだった。
イツキ:「……あの力を、取り戻す。俺たちの、大事な“意志”なんだ。」
ミリ(神獣型・八雷神):「サンダー……聞こえる?あんたの雷、返してもらうよ。」
セナ(神獣型・フェニックス):「この炎は私だけのものじゃない……すべてを繋ぐ火。だか ら、絶対に奪わせない。」
クロ(神獣型・ユニペガス):「星よ……命よ……今こそ我らに還れ。」
三人が放つ魔力の波動が、堕神・シンの周囲をひび割れさせていく。
シン:「っ……!因子との完全融合か……面白い……ならば見せてみろ。“意志の強さ”とい うものを。」
イツキ:「創竜魔法!」
青い魔方陣がシンの背後に出現し、黒いオーラの中から三つの魔印が剥がれていく――
・星聖魔法:クロの星の魔紋
・天魔法:セナの空の紋章
・雷精霊魔法:ミリの雷の印章
イツキ:「戻ってこい……これは、お前らの魂そのものだ!!」
ドオォンッ!!
光と闇が激突し、シンが大きく後退する。
シン:「……ッ小癪な……!」
すると....クロがシンを抑える。
クロ:「イツキ!今だ!」
イツキ:「うおおおぉぉぉぉぉ!!!」
——瞬間、三つの魔印がイツキの右手に宿る。
右腕に刻まれた3重の紋章が光を放ち、イツキの足元に巨大な魔法陣が広がっていく。
イツキ:「これが……星と空と雷の共鳴……!」
——その時、通信が入る。
ロッシュ(通信越し):「……刀か。……懐かしいな。」
イツキ:「ロッシュ……?」
ロッシュ:「お前の親父も、あの刀を使ってた。“真に守るもの”ができたときに、振るうと決めた刀だった。」
イツキは静かに刀を構える。
イツキ:「……なら、俺がそれを、超えてみせる。」
シン:「来いよ、創竜の子……次は、“生き残る覚悟”が試されるぞ!」
イツキ:「俺たちは、誰も置いていかない!」
次回——
イツキ、新たな刀と魔法を解放!




