第180話『魔法・奪還』
暗黒の空。地に残響する咆哮のなか、シンの背後に黒き霧が渦巻く。
イツキたちの魔法──星聖魔法、天魔法、雷精霊魔法──は、依然としてシンの魔核に取り込まれたまま。
シン:「力を“分け合う”なんて甘すぎる……力は、奪ってこそ意味がある」
イツキ:「……そうか。なら、お前から“取り返す”よ。俺たちの祈りを」
シンの掌に、星聖・天・雷の因子が燃え上がる。
歪んだ融合が始まり、空間が軋む。
その刹那、イツキが飛び込む。
創世+時間魔法《時写し》で時間をずらし、シンの背後へ。
イツキ:「……返してもらうぞ、俺の仲間の魔法を!!!」
創竜の紋章が彼の右手に浮かぶ。
その掌が、シンの魔核に触れた瞬間──
――ゴウッ!!!!!
爆発的な魔力が逆流。
星の煌めき、雷鳴、そして天の炎が、光の奔流となってイツキに戻 る。
クロ・セナ・ミリの魔法因子が、三柱の神のように彼の背後に浮かび上がる。
クロ(ユニペガス):「生命の巡りを守れ、イツキ!!」
セナ(フェニックス):「怒りじゃなくて、意志で戦って!!」
ミリ(八雷神):「雷は導く光。絶対に負けんなでよ!」
イツキ:「……ああ、わかってる。お前たちはもう“神”だ。それでも……みんな、俺の仲間だ」
彼の手に、一振りの刀が現れる。
かつてシンが使っていた、流麗な日本刀を思わせる構 え。
イツキ:「創世刀──今ここに、鍛ち直した」
──その光景を遠くで見守るロッシュ。
ロッシュ(通信)「いけ!!!!イツキ!!!!」
シン:「……フッ、そんなモノで俺に届くと思うなよ」
イツキ:「届かせるさ。仲間の力ごと、全部な!!」
星聖・天魔・雷精霊の因子が、創竜魔法と融合を開始。
次の一撃は、全てを変える一刀となる。
次回──
懐かしの刀。




