第179話『支配領域を超えて』
空は黒く染まり、堕神・シンの魔領域が世界を支配していた。
各国の軍、そしてイツキたちは魔力の暴風の中を進軍する。
1,イツキの魔法
イツキ:《バハムートはまだ眠ってる……サタンの力だけじゃ足りない....やるか....》
その手が掲げられると同時に、4つの異なる魔法陣が空間に刻まれた。
・青の紋章:創竜魔法
・漆黒の魔印:悪神魔法
・金の歯車:時間魔法
・宇宙の環:万有魔法
イツキ:「全部、使う……この戦いは、“人間”の総力戦だ!!」
堕神・シンがその姿を顕す。
シン:「“限界”を超えるには、お前たちの魔法を糧にせねばな。」
黒翼と雷と火のオーラを纏い、さらに星の魔紋までも背負っていた。
クロ:「あれは……俺の星聖魔法……!」
セナ:「天魔法まで……!」
ミリ:「サンダーまで……全部、奪われてる……!」
「俺の魔法が.......」
「なんで.........魔法が...ない.....」
兵の魔法まで奪われていた。
イツキ:「……返してもらうぞ、親父……!」
2,仲間の覚悟
その時、クロ・セナ・ミリの額に魔印が浮かび上がる。
クロ:「だったら私たちも……“融合”する……!」
セナ:「因子と一体になって、“本当の力”を解放する!!」
ミリ:「いけるよ、イツキ……!これが、私たちの選んだ道だから!」
イツキ:「お前ら!!だめだ!!これ以上融合したら......」
ミリ:「わかってる.....”人に戻れなくなる”.....でしょ?」
クロ:「大丈夫.....俺達は...覚悟決まってるから....」
セナ:「あんたを....守りたいの........」
—《融合・神獣型:フェニックス・レゾナンス》
—《融合・神獣型:八雷神・ユグヴァルズ》
—《融合・神獣型:ユニペガス・クロノ》
巨大な翼、天雷の渦、星の加護を纏った三体の獣型が、地を割り、空を裂いてシンに突撃 する!!
イツキ:「クソッ......万有魔法....重力加護!お前ら......頼む!!!」
—重力を操作し、三獣士の突撃を加速させる!
クロ:「任せろ!!!」
イツキ:「創竜魔法......破嵐!」
—時空を裂く光の爪撃が、シンの前面を連続して、引き裂く!!
だが――
シン:「“融合因子”があろうと、届かん。」
ー《堕神融合魔法.......ネオ・デウス・レクイエム》!!!
世界の理を反転させるその一撃が、イツキたちを飲み込もうとする!
ミリ:「危ないッ!!セナ!!」
セナ:「ミリ、下がって!!」
イツキ:「——っ!」
咄嗟に飛び出したイツキが、二人を庇って立ちはだかる。
――《万有魔法......シールド・オブ・エターニティ》展開!!
結界が二人を包み、爆撃を受けながらイツキはふたりを守り抜いた。
クロ:《イツキ……君はやっぱり、“人間”の意志そのものだ……》
サタン:「お前、ようやく使いこなしてきたな。だが……まだ奥があるだろ?」
イツキ:「ああ……ここから先は、“原点”だ。」
――その言葉とともに、空に再び光が差す。
次回――
イツキ、“人”としての始まりへ




