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第161話『継承者・イツキ』

塔の頂上──白銀の月が浮かぶ中、イツキがひとり立っていた。

1,継承

その体には、まるで宇宙のような螺旋が浮かび、空間すら歪める《創世魔法》の気配が漂 う。

スイが腕を組み、静かに見守る。

スイ:「さあ……まずは、あんたが見せて。“世界を創る者”が、どこまで来たのか」

イツキは頷くと、右手を高く掲げた。

イツキ:「──創世魔法......テラ・ジェネシス」

大地が震え、空が軋む。

足元から、新たな草原、岩、風、雲までもが“創られていく”。

ミリ:「ほんとに……“何でも”創れるんだ」

クロ:「あれが……イツキの“オリジナル魔法”……」

セナは言葉を呑みながらも、目を輝かせる。

スイ:「ただし、“魔力の代償”は尋常じゃない。創れば創るほど、命を削る。 ──だから、次を見せなさい。“時間”で補う魔法を」

イツキの瞳が淡く輝く。

イツキ:「──悪魔同化デビル・ダイブモード ラプセオン..!!」

その瞬間──

背後に、時空の鎖が出現。頭に《三本の角》が浮かび上がる。

時間が逆流し、創った大地が“再び未創造”へと戻っていく。

イツキ:「“創って、戻す”。これが俺のやり方。魔力が尽きる前に、“未来”を操作する」

スイ:「完璧な応用……けど、まだあるでしょ。“あの姿”を見せなさい

イツキは小さく息を吸い──叫んだ。

イツキ:「──悪神融合デビル・オブ・ゴッド・サタン!!」

突如、空間が黒く染まり、

ルチフェロ、モルス、キマ、ゼルグ、そして八体の悪魔の魔力が螺旋を描いて収束してい く。

巨大な悪神が、イツキと同化するように姿を現した。

背中に翼、全身に魔紋、そして──

《悪神魔法・アークアーツ》が発動される。

イツキ:「……悪融魔法......呪死重禍グラビティ・カース

重力と呪いが融合し、対象を空間ごと沈める魔法。

周囲の岩や空気が一瞬で潰れ、消失する。

セナ:「こんなの……神の力だよ……」

クロ:「いや、もう……“神”を超えてる」

ミリ:「でも──イツキならやれる。そう思う」

スイは静かに頷いた。

スイ:「イツキ。“創り、時間を操り、悪魔を統べる”。──世界で、それができるのは、あんた だけだよ」

イツキの顔に、わずかながら微笑が浮かぶ。

イツキ:「……でも、俺は仲間がいなきゃ、ただの無力な人間だ。

だから、みんなで勝つ。それが、俺の戦い方だ」

その言葉に、スイは一歩、前へ出て答えた。

スイ:「なら、次は──“仲間たち”の番だ」

次回──

星を紡ぎ、支援と時空を駆ける、星聖魔法の真価とは──


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