第158話『八雷の獣、目醒める』
ゴオオオオ──ッ!!!
荒れ狂う雷雲の下、ミリは大地を踏みしめる。
1,八雷神・降臨
彼女の体から溢れ出す雷はもはや制御不能。
だが──その“制御不能”すら、覚醒の兆し だった。
ミリ:「……みんな、力を貸して」
すると──
天を割るような8つの雷光が、ミリの背後に咆哮とともに降り注ぐ。
そこに現れたのは、伝説の八柱──八雷神。
・轟きのカムナヅチ”
・暴電のタケミカヅチ”
・轟魂のイカヅチ”
・流雷のナルカミ”
・奔電のライジン”
・咆雷のシデン”
・断雷のカグツチ”
・獄雷のイワツチ”
ミリを中心に円陣を描くように顕現し、それぞれが一斉に言った。
八雷神:「お前こそが、“八雷融合”を受け継ぐ者だ……」
ミリ:「行くよ……八雷融合──」
2,──獣型:解放!!
地が震える。雷が奔る。
ミリの身体に、八つの雷龍がねじ込まれるように融合していく。
グワアアアアアアッ!!!
──爆雷の閃光とともに、ミリの姿が変わった。
・四足歩行の鋭角な獣体。
・両手が雷羽へと変化し、周囲に雷波を放つ。
・両足には長く鋭い雷の爪が伸び、地を焼く。
・頭上から、八雷の冠が雷として浮かび、咆哮が空を突き抜ける。
《八雷融合》
ロッシュが遠くからその姿を見て、呟いた。
ロッシュ:「……ヤマタノオロチの再来か……それにしても、あの雷圧……!」
雷が走るたび、空間が“焦げる”。
動くだけで雷轟が巻き起こる。
そして──
ミリ:「.......雷咆轟震!!」
獣の咆哮とともに、8体の龍の首が一斉に雷撃を吐く。
それは天を裂き、大地を穿ち、目に映るすべてを白く染めた。
クロ:「……あれが、ミリの“本気”……」
敵の影がかすかに揺れた瞬間──
ミリはその場から雷の残像だけを残して、瞬間移動した。
ミリ:「もう一発……これで、終わりにしてやる!」
次の瞬間──
ミリ:「八雷魔法.....雷閃獣牙!!!」
雷で形成された牙が、目にも見えぬ速さで敵を貫く!!
──ドオォォォン!!!
大爆発。雷雨。轟音。そして、雷の獣は天を仰いだ。
八雷神の声が、心に響く。
八雷神:「まだ終わりではない。我らのもう一つの姿──“人の形”を継げ」
ミリはゆっくりと元の姿に戻り、膝をついた。
ミリ:「はぁっ……次は……人型ね……!」
雷の支配者が、その真の姿を解き放つ!!
次回──
人型へ!!!!!!




