第148話『ゼロコード』
1,魔法とは“言葉”である
スイ:「魔法って、結局、世界への“言葉”なのよ」
稽古の合間、スイがふと呟く。
スイ:「“時間よ止まれ”と唱えれば、それは時間魔法。“空間を裂け”と祈れば、それは次元 魔法。でも――“まだこの世にない言葉”は、誰も使えない」
イツキ:「……なら俺が、“創る”」
スイは、驚き混じりに微笑んだ。
スイ:「それが“創世魔法”。何もなかったところに、“世界そのもの”を創る魔法よ」
2,ゼロコードの覚醒──世界を描く“最初の線”
イツキは深い瞑想に入る。
彼の内側にあったのは、空っぽの世界だった。魔法でも因子でもない、誰にも触れられて いない“余白”。
イツキ:《……ここが、俺の最初の世界》
その“無”から、一筋の“言葉”が形を持ち始める。
《創世魔法・ゼロコード》
──これは、全ての魔法の“起源”に立ち戻り、そこから世界を創造する魔法。
3,無限と代償
地上に戻ったイツキは、魔力の消耗で膝をついていた。
スイ:「それが、創世魔法の代償。“何でもできる”力は、“何でも背負う”覚悟を試す」
スイはさらに続ける。
スイ:「“神の代わり”になるってことよ、イツキ。存在を生み出す責任は……命と引き換えに もなる」
イツキ:「……それでもいい。“この手”で、創るって決めたから」
4,実戦稽古:創世魔法 vs 多属性
スイが結界を開き、複数の属性魔法体(火・氷・毒・重力)が召喚される。
スイ:「じゃあ証明してごらん、“創る”力の意味を」
イツキは両手を広げた。
《ゼロコード・起式「再構世界」》
地面が“書き換わる”。毒は無力化され、氷は蒸発し、重力は空に吸われる。
イツキ:「俺が定義する、“この世界の在り方”を──!」
《補助展開:時間魔法加速術式》
《万有魔法:星律》
構築速度と魔力消費を、“時間”と“宇宙法則”で制御。
最後、残った火の塊が襲い掛かってくる──
イツキ:「創世魔法.....ゼロコード・終式......無限界の輪...!!」
すべてを“始まり”に還し、火の概念そのものを消滅させる。
5.,創世者の誕生
稽古場が静まり返る。
力を使い果たしながらも、イツキは立っていた。
スイ:「……おめでとう。“創世者”──あなたにしかできない、世界の創造者」
イツキ:「誰かの真似じゃない。“俺自身の言葉”を、見つけたんだ」
次回──
悪魔の融合へ!!




