第141話『雷、その原初』
1,???の眠る場所
封印された存在―
“????”が眠る神官庁・因子研究施設。
イツキ、ミリ、セナ、クロの四人はその地を目指し、深い森の中を進んでいた。
しかし、その道中、神官庁の迎撃部隊が待ち伏せしていた。
クロが警戒を強める。
クロ:「魔力密度が高い……これは迎撃陣だ。しかも三層構えだぞ」
セナも頷く。
セナ:「間違いないわ。《因子研究施設》のことを知っているのね。私たちと同じように
敵の呪符兵が魔力弾を放ち、結界砲の砲撃が飛び交う。
絶望的な数の敵が四人を包囲し た。
イツキが冷静に指示を飛ばす。
イツキ:「敵が多すぎる。セナ、ミリの護衛を頼む」
セナはミリの様子を確認しながら答えた。
セナ:「わかった。でもミリ、体調は大丈夫?無理しないで」
2,ミリの雷
その瞬間、ミリの身体が突然ビリビリと震え始める。
ミリ:「やだ、体が熱くて……熱い……」
視界が揺れ、過去の記憶が蘇る。
実験室。白衣の研究者たち。仲間たちが雷に焼かれていく光景。
ただ一人、生き残った少女。
ミリの胸に雷の紋章が浮かび上がり、空間が裂けるように雷の精霊が現れた。
???:「契約の時だ、八雷の器よ」
ミリ:「あなたが雷精霊……?」
???:「否。お前こそが“雷”そのものだ。八雷神因子の核」
イツキが叫んだ。
イツキ:「ミリ!そのままだと.....暴走するぞ!!」
ミリ:「うるさい……私は私の雷を掴む!」
ミリは強い意志で応えた。
雷鳴と轟音が響き渡り、ミリが放った衝撃雷の咆哮弾が敵陣を一掃した。
ミリ:「これが私の雷...私の...意志」
ミリは仲間たちの前に立った。
セナも感嘆の声を漏らす。
セナ:「ミリ……あなたは本当に……」
雷精霊使い・ミリの覚醒。
その力は、これからの戦いの鍵となる──。
次回──
雷精霊降臨。




