第123話『楽園崩壊』
1,楽園の記憶
場所:回想世界
時間:人類誕生以前―因子の楽園時代
黄金の大地。
空を舞う光の存在たち。
人間の原型もいない、“因子の始まり”の世界。
そして―そこに佇む三つの影。
・アダム:整然たる白の巨人。知性と規律の象徴。
・イブ:艶やかな蒼の女性型存在。生命と再生の象徴。
・リリス:紅き影。意思と“選択”を持つ、異端の神。
リリス:「我らは、“因子”という理で世界を創っていた。アダムは秩序を与え、イブは命を撒いた。だが私は、選んだ。“自由”と“破壊”を―人間”を」
2,人間創造、“神”との対立
かつて、リリスは“因子の計画”に背き、
“不安定な存在”=人間を生み出した。
感情を持ち、失敗し、しかし立ち上がる存在。
それは―因子にとっては“ノイズ”だった。
アダム:「リリス。お前の“自由意志”は、計画を乱す」
イブ:「人間は因子を制御できない。“獣”へ堕ちる」
リリス:「……だとしても、彼らは“生きる”。私の望みは、管理ではなく“進化”だった」
そして―神々の戦争が始まる。
3,“楽園戦争”とリリスの敗北
映像が荒れ、記憶が暴走する。
巨大な因子兵器たちが空を裂き、
人間に似た存在が―因子と融合し、暴走してゆく。
カリナ:「これは……記憶じゃない……“痛み”だ……!」
アネモネ:「シン……あれ、見て!」
映る―リリスの“堕天”
彼女は因子核を砕かれ、地中に封印される。
旧地球の“最深部”へ。
アダム:「お前はこの星の下で、“可能性”の終焉を見届けよ」
4,選ばれた存在、“契約”の真意
視界が暗転。
再び、虚核宙域に戻る。
シン、震える息で言う。
シン:「……お前は……あの戦争で“人間”を選んで……負けたのか……」
リリス:「私は敗北者だ。だが、お前たちは―選べる。 アダムとイブが再びこの星に降りる前に」
リリス:「私の力を継げ。お前が第∞因子として因子の系譜を統合するのなら、 アダイブ(アダム+イブ)を滅ぼせるかもしれない」
5,因子統合、“最終覚醒”へ
リリスが掌をかざす。
すべての因子が―シンの体に反応し始める。
第1因子〜第14因子、そして未覚醒の第15因子が共鳴を始める。
ミゼル:「なにこの感じ……!因子が……“一つに還ろうとしてる”!?」
アネモネ:「これが……アダムス……!?」
シン:「まだ……足りない……!第15因子が……呼んでる……!」
突如―空間に出現する、無限に連なる龍の姿。
“無限龍”―
その名も、第15因子。
空間ごとねじれるほどの咆哮。
その核に、因子の記号は存在しない。
ただ、**∞**のみ。 無限龍との共鳴試練へ
シン、ついに“因子を超えた存在”へ
その時、アダムとイブが地球に降臨する―!
次回―
龍との対話。




