第116話『覚醒の∞(インフィニティ)』
場所:宇宙ステーション・エクリプス本部。
司令:「ヴァリエルの光が、地球を包み始めている……これは、“人の意志”を喰らう因子だ。」
副司令:「ただの光じゃない。観測班が“意識干渉波”を検出……人間の内面に直接アクセスしてくる。」
司令:「これは、シンしか止められない。」
1,宇宙空間。衛星軌道付近
シン、アーマー装備せず、因子モードのみで浮かぶ。
目の中に“∞”の刻印が薄く浮かび始めている。
遠方、巨大な「光の輪」から、天使のような“羽のような構造体”が現れる。
それが、第13因子ヴァリエル。
ヴァリエルは声を発しない。ただ「光」を放ち続ける。
その光が触れた瞬間
2,【精神世界】突入
シンの内面に落ちる。
無音の世界。広がる鏡面の水面。
そこに現れるのは、過去の自分たち
アイン=ゼロを倒す直前の自分
仲間を信じられなかった頃の自分
魔法を捨てた日、自分の手で魔法を消した自分
そして
「未来のシン」が現れる。
未来シン:「君はこのまま進めば、“アダムス”になる。無限の存在となる。……でも、それでいいのか?」
3,対話“自分vs自分”
シン:「俺は、アダムとイブを超えるって決めた。あいつらが“NO”と言ったなら、それを覆すだけだ。」
未来シン:「そのために、感情を捨てるのか?意思を諦めるのか?」
シン:「違う。全部背負って、それでも前に進む。それが“人間”だ。」
∞が光る。
4,現実世界に戻る
ヴァリエルが“精神の侵食”を続ける中、
シンの両目が一瞬光り、∞がはっきりと刻まれる。
頭上に、DNAのように螺旋を描いた「光の輪」が浮かび上がる。
それは、“新たな存在”としての覚醒。
ヴァリエル:「ははっ!!面白い......よし!!乗ったぞ小僧!!お前の力になってや る!!」
地球の空は晴れ渡る。
だが
シン:「ただいま...みんな」
アネモネ:「おかえり!!」
シンは、背中に光の翼が生えていたのである。
司令:「∞を持ったか……あの子は、すでに“人間”じゃない。」
カリナ:「でも、きっとシンは…..“人間であろう”とする。」
次なる因子は、“記憶を偽る獣”。
神話の皮を被り、真実を塗り替える。
シンの“過去”が、変えられていく!!
次回―
地球・黒の空域編。




