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第115話『鏡なる祈り』

場所:エクリプス本部・中央制御室。

司令:「……探知された因子反応。座標は――地球圏低軌道……いや、正確には“空間の狭間”か」

アネモネ:「また境界領域系か……。それって、前のイロヴェルより厄介なんじゃない?」

司令:「いや……次元干渉だけではない。これは“精神への浸食”。今までとまったく異質だ ―」

1,因子エリア・境界鏡界

地上にぽっかり空いた“光の井戸”。

そこにシンたちが接触すると、“鏡”のように自分たちが反射する空間に引き込まれる。

各メンバーはそれぞれの「記憶」や「後悔」と向き合わされる。

特にシンは、かつてアイン=ゼロと戦ったときの“全魔力を集めた記憶”に囚われる。 2,エンセリアの出現

空間の中に現れたのは―

半透明の球体状で、中央に浮かぶ白銀に輝くDNA構造。

触手のような螺旋構造が空間全体にのび、思考・意識を束ねるように“歌う”。

その歌は、シンたちの脳に直接語りかけてくる

エンセリア:「あなたの祈りは、誰のため?あなたは、何になりたい?」

3,意識の裂け目

全員が意識を失っていく中、シンだけが一人立っている。

そこに、**“もう一人の自分”**が現れる。

それは、かつてアイン=ゼロを倒したときの、全魔力を背負った少年の姿だった。

少年シン:「もう一度、全部背負える?君は、僕を超えられる?」

4,アダムスの器の兆し

シンは答えない。ただ、拳を握る。

そしてその拳が、エンセリアの“精神の核”を撃ち砕く。

空間が崩壊する―

5,現実世界

倒れたシンが目を開く。

そこにいた全員が、彼の瞳を見て―息を呑む。

両目の瞳孔に「∞」が浮かんでいる。

頭上には、DNAのように回転する“天使の輪”

アネモネ:「……シン……それって……」

司令(通信):「……器が開き始めたな……アダムスの器、いや、“超えた存在”か……」

6,アダムとイブ

そのとき、遠く宇宙の彼方。

凍てついた玉座に座る**“アダム”**が目を開ける。

その隣では、イブが静かに微笑んでいる。

アダム:「リリス……子供たちが、我々を超えようとしているぞ……」

イブ:「楽しみだわ.......♡」

次回―

第13因子、顕現。

空を覆う羽音と怒号―。

シンは“祈り”の先に、どんな“現実”を見るのか。

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