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魔法が全てのこの世界で伝説になってしまう話(マスべ)  作者: コータ
第2章《地球圏・南部半壊都市跡地編》
112/195

第114話『虚無に堕ちる』

1,虚空からの侵入

場所:地球圏・南部半壊都市ナイル・シティ跡地

時間:深夜、人工衛星群が一斉ダウン

司令(通信):「第10因子、確認―コードネーム《ヴァーレン》。空間干渉能力を有し、現在座標の三次元観測が不可能。外部センサーでは“存在しない”と処理されている」

ミゼル:「空間そのものが……抉れてる……」

アネモネ:「見た目は球体。でも、地面には……あれ、影?」

ユラ:「あの影、動いてない……でも、なんか嫌な感じ……」

ミナ:「……なんかさ……音が……吸い込まれてる……」

司令(通信):「まさか.....地球にも因子がで出すとはな......地球破壊が本格的に始まろうと している.......」

―“それ”は、空に浮かぶ漆黒の球体。

だが、地面には直径1kmの漆黒の“影”が広がっていた。

ヴァーレン:「侵食開始。対象の存在確率、削除―」

地面にいた偵察機が、突如“音もなく”影に飲まれ、消える。

カリナ:「これって……一瞬で空間そのものを喰ってるの?」

2,シン、虚無への突入

司令(通信):「シン。第1因子・第2因子の制御データ、共鳴パターン一致を確認。お前が、 行け」

シン:「了解」

ミゼル:「でも、“あの影”の中に入るってことは……帰ってこれる保証がない……!」

アネモネ:「……でも、シンなら……って思っちゃう自分がいるの、悔しいけど……!」

―シン、因子制御スーツを起動。

腕に第1因子【ニヴル】の鎧化、背部に第2因

【ラザエル】の増幅アームを展開。

シン:「―行くぞ、ヴァーレン」

彼の体が虚空に消えると、周囲の音が“凍った”ように止まった。

3,歪んだ世界

場所:ヴァーレンの内部、裏反転世界

そこは、“存在しない都市”が崩れ続けている空間。

シンはそこで、自己の記憶、戦いのトラウマ、そして“因子たちの囁き”に囚われていく。

ヴァーレン:「自己再定義中……第1因子:失われた神性、第2因子:封じられた力。お前が “核心”か」

シン:「……なんだこれは……記憶? 違う……オレ自身が、試されてるのか……!」 ―ヴァーレン、本体を顕現。

球体が裂け、歯のような“空間の裂け目”が牙のように開く。

虚数因子の渦が、シンを引き裂こうとする。

4,“解放”と突破口

シン:「なら、こっちも全力で行く!」

第1因子ニヴル:白く輝くエネルギーフィールドが発動。

**“神性装甲〈ニヴリア・フォルム〉”**が発現。白光に包まれた流線型の外殻が身体を形成し、まるで失われた超古代兵器のような佇まいへと変貌する。

第2因子ラザエル:背部から大型粒子加速器のようなアームが展開。

腕から放たれた熱線が、空間を“裂く”。

シン:「ラザエル、ニヴル―コンバイン・ブースト、発動!!」

【ディストーション・スピア】

虚無の空間に“力場”を収束し、貫くように突撃!

ヴァーレン:「観測……崩壊スル……可能性圧縮―」

ドォン!

―空間が震え、虚無がひび割れた。

5,帰還と―虚無の代償

ヴァーレン、核が砕かれ、地上へと重力崩壊を起こす。

だが、落下した本体から“黒い霧”が広がり―

ミゼル:「まずい、これは……この因子、“死んでも”周囲を汚染するタイプ……!」 司令(通信):「因子・第10号体。撃破されたにも関わらず、その残滓が時空構造を汚染し続けている……地球圏そのものに“虚数化”の兆候が―」

アネモネ:「また地球が、やばくなるっての……?」

ミナ:「……もう、どこまで私たちを試すの……?」

シン:「まずい...あいつらに言わねーと....」

プルルル....プルルル....

シンは、スマホを使って、ある人たちに連絡をした。

ガチャ...

スイ:「久しぶり!!シン!!どうしたの?」

スイだった。

シン:「スイ...焦らずに聞くんだ....今、事情があって、因子ってやつを倒してるんだ....けど...倒 したけど....地球が侵食されてて.....」

スイ:「大丈夫!!逃げてってことでしょ?」」

スイは笑った。

シン:「あぁ...そうだ...他のやつらにも逃げろって言ってほしい....ニュースを見とけ....速報みた いなのがあると思うから....」

スイ:「わかった!!シンはどうするの?」

シンは低い声で言う。

シン:「そのことだ.....俺...魔法を取り戻して.....俺が神になる....」

スイ:「言うと思った笑......もしなにかあったら.....私達に言ってね...いつでも..駆けつけるから!!」

シン:「ありがとう....」

ガチャッ

6,囁く声と次の扉

その夜、誰もいない研究棟で―

シンの夢.......

???:《まだ半分よ、シン。あなたが“本当に人間である”うちは、彼らには勝てな い》

シン:《あんたは……誰だ……?》

???:《私は……“あなたが知らない真実”そのもの》

次回―

シンの夢の中で語る人物の正体とは!!

ついに明かされる!!



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