第109話『目覚める“ニヴル”』
1,旧地球・日本海上空―エクリプス第2拠地
司令:「第7因子ヴォルカディウスの撃退、お見事だった。だが……その影響は計り知れない。因子の暴走は、もう個別撃破では対処できん。シン。君には“因子制御”の鍵を託す」
ミゼル:「制御……封印と解放の力……それを使いこなせるのは、今やシンしかいない」
アネモネ:「また……背負わせるんだ。全部、あいつに……」
2,訓練施設“封印領域セフィロト”へ移動
旧地球上にある特殊な因子共鳴場。
因子核の波長を抑える“拘束術式”が展開された巨大 な空間。
司令:「ここには、あの時君たちが倒した第1、2因子を拘束している。」
シン:「え...俺ら..前に倒したけど.....」
司令:「あぁ....君たちは確実に倒した。だが....死んでいなかったんだ...想定外だったよ...まさか..本当に...リリスがいるとは....」
アネモネ:「それって....」
司令:「まぁ...この話はあとだ...シン..頼むぞ..」
その中心に、“第1因子ニヴル”の結晶体が浮かぶ。
人の形を模した結晶体は静かに脈動し ている。
アネモネ:「前に戦った...ニブルと....違う?」
ミゼル:「これは……“理性ある因子”。人に最も近い進化の形」
カリナ:「でも適合率が高すぎる。少しでも手順を誤れば、シンの精神が飲まれる……!」
3,第1因子との“対話”と適合儀式
シン:「……聞こえるか。ニヴル。俺は……お前と、戦いたくない」
???:「戦うために来たのではないのなら……なぜ、ここに立つ?」
シン:「守るためだ。仲間を。未来を。……それに、お前のことも、知りたいんだ」 ―精神空間でニヴルの姿が現れる。
白髪で紅い瞳の少年。
まるで“もう一人のシン”のような外見。
ニヴル:「ならば、見せろ。お前の深淵を。希望も絶望も、怒りも祈りも―すべてをさらけ出せ」
4,封印適合試験―“暴走するニヴル”
封印試験中、シンの精神内でニヴルが暴走。
巨大な黒翼と光輪をまとい、現実世界に影響 を及ぼす。
そして、訓練空間の拘束フィールドが崩壊。
ミゼルが緊急封印を試みるが追いつかない。
ミゼル:「制御不能!ニヴルが……シンの体を通じて現界しようとしてる!」
アネモネ:「待って……シンなら、できる!絶対にっ!」
5,因子解放と封印術式
シンは、意識の中で“ニヴル”と一体化する選択をする。
シン:「封印だけじゃ足りない。お前を……俺自身として受け入れる!」
―精神共鳴。因子が光の鎧となってシンを包み込む。
《因子封印完了:第1因子 ニヴル 適合率89.7%》
《解放形態:EX-ニヴルアーマー》
―白翼+光粒子ブースターを備えた、因子融合戦闘装“アストレイル・ニヴル”が誕生!
6,試験戦闘:第3部隊との模擬戦
試験戦闘で、シンが“封印形態”(通常)から“第1因子 解放形態”に移行した。
ユラ&レオと実戦級模擬戦!
光の刃を自在に構成する翼装&防御粒子フィールド
格闘・中距離での圧倒的制圧力
ミナ:「は、早すぎて見えない!?ていうか翼!??」
レオ:「封印と解放で戦闘スタイルがまるで別物……!」
7,訓練の終わりと“次の因子”へ
アネモネ:「……少しずつ、変わってきたね。あんた」
シン:「俺が変わることで、世界を変えられるなら……悪くない」
司令(通信):「第2因子“ラザエル”……今、地殻の奥深くから上昇している。次の適合試験は……“戦闘中”だ」
次回―
地殻から這い出す“咆哮の因子”。
シンが試される、新たな“暴力の力”の制御試練。




