第108話『軌道を裂く、黒炎の影』
1,エクリプス本部・宇宙ステーション
司令(本部・通信):「第8因子、確認された」
その映像は―宇宙空間を滑空する、黒く巨大な火球のような因子。
司令:「コードネーム《ヴォルカディウス》。熱圧と重力制御で惑星重力を強制反転、突入速度を加速している。もし着地すれば、地表の半分が焼き尽くされる」
アネモネ:「待って……落下目標地点、“地球”じゃない!?」
カリナ:「第8因子が地球に!?」
ミゼル:「因子が……旧地球を離れるなんて……初めて」
司令:「緊急コード発令。第1〜第4部隊、即時出撃。宇宙軌道上で迎撃にあたれ!」 2,宇宙戦開始―因子迎撃戦
《発進シークエンス》
部隊一斉に宇宙戦装+因子武装モードで射出!
アネモネ:「空間戦は久しぶりね。―でも、やるしかない!」
レオ(第3部隊):「目標捕捉。重力圧が高すぎる……!」
ミナ:「砲撃、いっけぇぇぇっ!!!」
だが、ヴォルカディウスは黒炎のバリアと重力反転波動で、全攻撃を無効化!
カリナ:「防がれた!?」
ユラ:「全然届かないっ……!」
3,シン、単独突入
シン:「―行くぞ」
第3因子(武装・槍)+第4因子(共鳴制御)を最大解放。
宇宙空間でヴォルカディウスの側面からブースト突撃!
シン:「俺が軌道を変えるッ!!」
槍がヴォルカディウスの表面を貫くも、因子は加速を強めるだけ。
司令:「ダメだ……!重力が崩壊していく!」
アネモネ:「やめてシン!!それ以上いったら―!」
ミゼル:「もう止まらない……突入コース確定……!」
4,地球突入―対消滅作戦開始
地球上空―
シン1人だけが追って降下。
立体戦装は中破、完全に因子武装で戦う状態に。
シン:「立体戦装はもう動かないか…また壊しちゃったな…ごめん.....司令....因子の力だけで、やるしかねぇ!」
―《因子強制連結》
背中から展開されるのは、巨大な“光の腕”(第3+4因子の融合)!
シン:「これで、止める―ッ!!」
大気を裂き、地表に降りようとするヴォルカディウスを、その腕で強引に止める!!!
空が割れる。音が消える。マッハの壁の中で、因子の力が拮抗する。
5,絶望と救援
ヴォルカディウス:「進行ヲ……妨ゲルナ」
―シュウウウッ!!!
ヴォルカディウスの中心から、高熱刃が突き出す!
シンの光の腕が貫かれる!!
シン:「ぐっ……うああああっっっっ!!!」
アネモネ:「シン!!!!」
だが―
一斉砲撃、降下!!仲間たちが突入!!!
カリナ:「今よっ!!核を狙って!!!」
ミナ:「フルチャージ主砲、撃てぇぇぇぇぇぇっっ!!!」
ユラ:「シンくんは……守る!!」
因子の核が剥き出しに!
「第3部隊、突撃っ!!!」
「第1部隊、側面援護!!」
「第2部隊、魔導支援配置!!」
「ミゼル、砲撃座標、転送完了!」
―全部隊の同時攻撃が核に命中!!!
ドオオオオオンンンンッッッ!!!
6,崩壊、そして―
ヴォルカディウス:「情報……断絶。消滅、確認…………」
黒炎が、霧のように風に消える。
シン:「……倒した、のか……?」
アネモネ:「バカ……心配させないでよ……ほんと、バカ……!!」
轟音と共に、ヴォルカディウスが地表に崩れ落ちる。
だが、その巨体が破壊された直後―
ゴゴゴゴ……ッ
黒紫に光る《液状の血》が、破壊地点から大量に流れ出し、
地面を侵食し、空気を歪め、海流を変える。
ミゼル:「これは……“因子汚染”……!? 地球が……“食われてる”の!?」
カリナ:「地質構造が変質してる……!これ、地球全体に拡がる!!」
大気中に、赤黒い“光の柱”が数本立ち昇る。
まるで地球そのものが、「第0因子」の胎動に目覚め始めたかのように―
7,汚染区域の封鎖、そして余波
司令(通信):「全部隊、撤退!!……地球が“始原環境”へ戻ろうとしている。おそらくこれは……第0因子の誘導だ」
シン:「因子の死が、世界を壊す……?俺たちは、何と戦ってるんだ……」
7,封印訓練への布石
司令:「シン。お前の因子は、進化しすぎている。制御しきれなくなる前に、“因子封印訓練” に入る必要がある」
シン:「……分かった。やってやるよ」
仲間たちも次の強化・修行に入る決意。
次回―
旧地球・日本海上空編




