第102話『因子との邂逅』
1,宇宙の静寂と、最前線
衛星軌道上
月の裏側に浮かぶ人工観測ステーション《ルナ・エクリプス》。
その先に、第1因子・ニヴルが現れた。
機械と有機が融合した異形の存在。触れた物質の“物理法則”を狂わせる能力を持つ。 ミゼルとカリナは、修理が終わっていないため、本部へ。
アネモネ(無線):「こちら前線部隊。第1因子、想定より活性度高し。早急な殲滅を図る」
ミゼル(本部):「その機体じゃキツいよ……!調整が.......!」
シン:「行くしかねえだろッ!!」
2,シン、立体戦装起動
ミゼルの調整で、シン用にカスタムされた新型戦装が起動する。
背部ユニットから複数の“軌道鋼索”が伸び、周囲の立体機動を可能にする。
ミゼル:「基本的な操作は思考操作と直結リンク。あとは体感で覚えて!!」
シン:「よっしゃ......体で覚えるタイプだからな!!」
初戦、シンは加速・跳躍・回転斬撃を即興で繋ぎ、戦場を縦横無尽に舞う。
アネモネ:《……この吸収速度、バケモノか……》
3,第1因子、暴走
第1因子が突如、構造を変化させる。自律空間を展開し、空間内の重力を反転。 アネモネの戦装が機能不全に陥り、浮遊のまま敵のコアに引きずられる。
アネモネ:「……ッ、ダメ......!」
その瞬間、鋼索が閃き、アネモネの身体が空中で引き戻される。
シン:「あっっぶね!!アネモネ、大丈夫?―!」
背後からの推進斬撃。
アストレイル・ゼロがニヴルの“中心核”を破壊する。
第1因子、沈黙。
4,変化する距離
帰還後の簡易デブリーフィング室。
アネモネは静かに立っている。
シン:「……よかったな。生きてて」
アネモネ:「……助けてくれて、ありがとう。正直、舐めてた」
シン:「そりゃお互い様だろ。大丈夫大丈夫!!」
少しだけ、アネモネの頬が赤くなる。
アネモネ:「……うるさい。けど……少し、嬉しかった」
5,次なる因子へ
ミゼルが端末を睨みながら、つぶやく。
ミゼル:「次の因子、第2因子が……降下中。大陸南端へ」
カリナが小さく呟く。
カリナ:「“ネメシス”が、本格的に動き出すわね……」
シンは立ち上がり、外を見上げる。
シン:「この世界に、魔法が戻るまで……立ち止まってるヒマはねぇ」
次回―ラザエル降臨!!!!!!
南大陸編突入!!!!!!!




