表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/75

第1話『無印剣士の目覚め』

1,目覚め

まだ人通りは少なく、静かな街に朝日が差し込む。

???:「はぁっ!!.......また、この夢か.......」

壁の時計が午前7時を指す。

???:「やばっ!!遅刻する!!!!」

母さん:「シン!!朝ご飯できるわよ!!」

母さんが笑顔で朝食を用意しながら話す。

母さん:「今日、魔印適性検査があるんだってね」

シン:「うん、みんな一気に魔印が出るらしいけど……俺は違うから」

少し悲しげな表情で言うシン。

母さん:「あのね!!魔印が出るとか出ないとかそんなんじゃなくて、やるかやらないかな のよ!!」

シン:「….".でも俺には関係なよ」

更に追い打ちをかけるように、

母さん:「魔法大帝になるっていう夢があるんでしょう!?」

シンは、コクンっと頭を上下に揺らす。

母さん:「あんたならなれるわ。さぁ、朝ご飯食べちゃいなさい。」

シンはご飯を食べ、支度した。

シンが玄関を開ける。

「ガチャ」

シンが聞く。

シン:「母さん。前から気になってて、父さんが死んだ理由ってなんなの?」

母さん:「それが私にもわからないの」

シン:「じゃあどうして父さんはこの刀を作ったの?」

シンは、古びた刀を見せる。

母さん:「父さんはね。刀鍛冶でね。自分の形見にって作ったのよ。さぁ遅刻するわよ!!」

母さんはほそぼそとした声で言う。

母さん:「........本当のこと言えなくてごめんね.......」

すると、

シン:「母さん!!」

母さん:「ん?」

シン:「行ってきます!!」

母さん:「行ってらっしゃい」

母さんは微笑んだ。

2,魔法高等学校

「キーンコーンカーンコーン......」

先生:「さあ、みんな。今日は魔印適性検査を行います。いつも通りリラックスしてね。」

シンは周りを見渡すも、どこか距離を感じる

生徒A:「シンってさ、魔印無いらしいよな…変わってるよな。」

生徒B:「あぁ、何か怖いしな…」

そこへシンの幼馴染である

スイ:「シン!大丈夫?」

シン:「大丈夫だよ。ありがと。スイ」

生徒Aが言う

生徒A:「おい、あいつ…あのシンの幼馴染だぜ?」

生徒B:「なんであんなのと仲いいんだよ、変わってるのに。」

それにスイが反発して、

スイ:「シンは変じゃないよ!ちゃんと理由があるんだから!」

3,魔物襲来

……とその時!!

「がぁぁぐぁ」

その醜い声は、学校中に聞こえた。

生徒A:「うわあああ!!」

生徒B:「魔物だ!!!逃げろ!!!」

学校中がパニックに。

シン:「……俺が、やる」

シンが立ち向かう。

スイ:「シン!何してるの!?あなたじゃ無理よ!!」

シンは、真剣な顔で一言。

「「上等だ」」

シュッ!!

キーーン!!

シンと魔物はぶつかり合う

ギィッギィッ......

魔物:「お前...魔印なしか....面白い。」

魔物はニタリと笑う

魔物:「お前に俺を倒せるとでも?笑」

シン:「黙れ!!魔印がなくたって、俺は俺だ!!」

戦いは更に激しさを増す。

キーーン!

ドン!!

だが....

魔物は、一瞬でシンの腹に到達し、最後の一撃を放つ。

魔物:「終わりだ」

グシッ。

シン:「かぁはっ.....く...そ」

その一撃は、腹をえぐるように刺さる。

膝をつくシンに、魔物が嘲るように言う。

魔物:「所詮…….お前はそんな力しかない。」

それは、シンの心に深くささる。

シン:「ま.....だまだ.....だ」

魔物:「戯言を言うな….お前は弱いんだよ!!」

シンは、叫ぶ。

シン:「まだだぁぁぁ!!!!!!」

4,シン、覚醒

すると、シンの体は、ひかり、異様な空気を出す。

ビシッ...ビシッ...

シンの目は鋭くなった。まるで別人のように......

シン:「.....魔法.....魂断裂.....!!」

シンは、体・刀に光をまとわせ、一瞬で、魔物の腹の前に移動し、一撃を入れた。

バシュッ!!

魔物:「な...に...!?]

魔物は倒れる。

バタッ。

魔物:「つい...に目覚め...たか。面白く.....なってき....た」

魔物は、その言葉を残し塵となり消え、シンも気を失い倒れた。

バタッ。

???:「ついに...目覚めたか...」

5,始まりの印

スイ:「.....ン!!...シン!!!」

母さん:「良かった!!シンが目覚めたのね!!」

スイ:「もう!!心配したんだから」

シンが目覚めるとそこは、学校近くの病院で、3時間目、覚まさなかったらしい。

シン:「....ごめん....心配かけて」

スイ:「そういえば、シンから光が出てたけど、どうしたの?」

シン:「え?そんな事あったの?」

母さん:「え!?覚えてないの!?」

シンは答える。

シン:「うん。魔物と戦う前は覚えてるんだけど....それ以外が思い出せなくて........。」

その時、右腕がキランと光る

シン:「ん?」

右腕をみると、魔印?が一部だけ入っていた。

シン:「俺の...右腕に魔印が!!!」

母さん:「本当だ!!良かったじゃない!!」

シンが嬉しそうに言う。

シン:「これが俺の魔印..........!!」

それからシンは、異常な回復を見せ、その日の内に退院した。

6,星空の夜

シュッ!シュッ!

母さん:「シン!!退院したばっかだし。今日は、練習やめたら?」

シン:「練習やめたら、魔法大帝なれないよ。もう少ししたら、やめるね」

母さん:「わかったわ。無理しないでね」

シンは、練習を続ける。

シュッ!シュッ!

シンは星空を見ながらつぶやく。

シン:「父さん。俺.....魔法大帝に.....少しは近づけたかな?」

シンの夢は、まだまだ続く............

次回──

新たな魔印を手に入れたシン。

これから、新たな物語が始まる。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ