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「このところ聞くな、『ダブル』が無くなるとかその手の噂。でも噂だろ? それとも、うちの病院でもその可能性がある人がいたのか?」

「うーん、さすがにガヤガヤして何話してるのか聞こえないですね。三嶋さん、今盗聴器持ってないです?」

「持ってる訳ないだろ」

「今日はないんですね」

「今日は、じゃなくていつもだよ。まったく……、そういう無責任な噂はうんざりだよ。皆好き勝手妄想膨らませたり、ちょっとしたことを針小棒大に騒ぎ立てたり」

「ずっとそうですよねー。飽きたと思ったら別の角度からの話題が提供されたりして」

「しょうがないんだろうな。ありえないだろ、と普通思うような事が起きてしまったらそれからはもう前提が崩れてしまって。普通が違うものになってしまったから」

「普通ですか――。今時の普通は訳分かんないですよ。漫画とかでも『ちゃんと二回殺さないと』って言うセリフも見ましたよ」

「ひどいもんだ」

「本人による敵討ちとか、その場でなら正当防衛じゃないかという理論とか。もうそういう前提で動いてますよね」

「紛争や自爆テロの長期化の遠因となって泥沼化してるらしいし、かと思えば消化器科の内野先生みたいに子供さんが不幸な事故にあって、『こうして一緒にいられるだけでもこの奇跡を支持できる』と言ってるらしいし」

「『ダブル』が無くなったら僕もその子も死んじゃいますかね? みんな平等に命が一つ無くなることで、命が一つだけに戻るなら」

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