表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

ほんの片思い

作者: カラー

橋本結菜の物語

カルキ臭い10代の物語ep.36「ひにんします」の裏側

私は愛されない。

心に形を決めて生きることにした。

母も姉も妹だって私に無関心だった。

私が恋をしたのはイヤホンのリレーをしたからじゃない。

遠くの、私の背のはるかかなた先を見て、風景にとしてさえ映してくれないだろうに…あの人を私が見つけてしまったからだ。


髪を金に染めた。

この色を目指さないと生きた記憶が誰にも残らないだろうから。


彼に半疑問で聞いた。

「彼女が好きなんだ?」と。

「運命かな」なんて聞いたら黙るしかないじゃない。

それなのに、彼の横で眠ったら心のいろいろなものが軽くなった。

だからまた。

大事な場面で私の運命は囁く。

私は愛されない。

あんな二人を見たから、私はますます運命が嫌いになる。


気遣うような微妙な距離感に立つ女友達たちと、まだ肌寒い夕暮れを歩いていた。

私は彼女たちと同化しているように見えるのだろうか。こんな孤独な心を抱いていたとしても。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ