3/3 夜風と静けさの調べ
目を閉じてください
夜風が優しく頬を撫で
その風が静寂を運んで
心をさらに深い場所へと導きます
耳元で響く音は
街のざわめきではなく
静けさそのものが奏でる調べのようです
窓越しに広がる街の灯りが
視界の中で揺らめき
その光が意識の中にも広がります
柔らかな絨毯の感触が
身体を大地と結びつけ
その支えが深い安心感を与えます
夜空に浮かぶ星々が
灯りと共鳴しながら
静かに光の調和を奏でています
その光が
あなたの意識に
溶け込み
思考が
静かに
ほどけていきます
時間の感覚が
遠のき
過去も未来も
消え去り
ただ今
この瞬間だけが
静かに広がっています
すべてのざわめきが遠のき
静寂と夜風だけが
あなたを
優しく包み込みます
まぶたが重くなり
心地よい眠りが静かに訪れます
摩天楼の灯りが
夢の入口を指し示す光のように
あなたを深い眠りの世界へと
導いていきます
静寂がすべてを抱きしめ
深い安らぎの中で
意識が溶けて
いきます
あなたは熟睡して、また起きます。
起きると決めた時間まで
熟睡が出来て
気持ちよく目覚める瞬間のあなたを
想ってください…
あなたは目覚める瞬間まで
気持ちよく熟睡してしまいます…
もう…眠って良いんですよ…
おやすみなさい……