聖剣祭り
ひと月が経って
聖剣祭りの日が近づいてくると
自分はモーリスと二人で
その日に間に合うようにと
聖剣の神殿へと旅に出たのだが
着いて見ると
もうそこは既にカオス状態である。
魔法大会の比では無かった。
大規模なお祭り状態で、
国内外、全国各地からの
客と出店とでごった返している。
余程この国には、娯楽が無いらしい。
特に多かったのが
剣を売る店だ。
聖剣祭りなだけに
それにあやかってだろうと思えるし
実際それが目的の観光客も多い。
あちこちで活発な商談が
繰り広げられていた。
工房の有名無名を問わず、である。
縁日に売っている剣ほど
ウサンクサイ代物は無いのだが
そこはお祭りである。
目の利く者、利かぬ者入り乱れて
それなりにあちこちで剣は売れている様だった。
そんな中、ある店できらびやかな剣を見つける、
それをしげしげと見つめていると
店主が声を掛けて来た。
「お客さん、目が肥えていますな」
そう言葉を掛けて来るので
「素晴らしく美しい剣ですね。
抜いて見ても宜しいですか?」
その一言に、店主は脈有りと見たのか
直ぐに手渡してくる。
見るとホンモノの輝石を嵌め込んだ
豪華な拵えの剣だった。
抜いて見ると・・・
ナマクラの軟刀である。
装飾の施された見せかけの権威剣だ。
そして所々に埃が付いているのを
間近で視認する。
早い話しが売れ残りの高額装飾剣である。
だが、拵えはホントウに美しかった。
「値段は幾らかな?」
それを聞いた店主が示した金額は
自分の予想よりも倍以上の金額。
だからこそ長い間売れ残っているのだろう。
こびり付いた長年の埃が、それを物語っている。
「最終日に、また寄らして貰うよ。
売れ残ってたら、御相談と言う事で・・・」
そう言うと店主は大慌てで
「今買ってくれたら、これ位は負けるよ」
そう言って指三本を見せるのだが
三割引きと言う所かな。
買っても良いが、しかし無理する必要も無い。
「先に神殿に挨拶に行かないと
人を待たせているのでね」
これは定型の常套文句なのだが
そう言って、足早にそこを二人で立ち去った。
その道すがら
「オーナー、あの剣は飾りでは・・・」
そうモーリスが聞いてくるので
「そうですよ、飾る為の剣ですから
使い物には成りませんね。実用には向かない」
そう答えると
「店に飾るのですか?」
そう質問してくる。
自分は苦笑いをしながら
「まさか、そんな趣味は無いですよ」
そう答えると
モーリスは自分が何を考えているのか
理解出来ていないようだった。
神剣造りにしか興味が無いので
それは仕方の無い事なのかもしれない。
“これってモーリス案件なんだけど”
そう思っても見るのだが
鈍感なモーリスを見るに付け
特段説明もいらないかな、と思いつつ
全てはノーラさんの為だと割り切っておいた。
この鈍感さが
実直なモーリスらしさなのかも知れない。
神殿に着いて早速中に入ると
何故かそこには神官長と神官長代理の二人が
既に顔を揃えて待っていた。
自分達を見つけるや否や
「お待ちして居りました」の声も
そこそこに
有無を言わせず中へと案内をしてくれる。
そしていきなり
聖剣の突き刺された岩へと
通されたのだが・・・。
しかしその聖剣は、布で覆われ隠されたままだった。
神官長は
「神剣のお披露目は、
昔から一年に一度
一日限りと決められていますので
自分達でも勝手に見る事は出来ません。
聖なる剣ですので。
神聖な神具なんです。
明日になれば
お見せする事も触って頂く事も
出来ますので
それまでお待ちください」
そう説明すると、
そのまま神殿の奥の客間に通される。
「今日はここにお泊り下さい。
神殿あげて、歓迎致しますので」
そう言う部屋の先の広間には、
もう既に豪華な料理が並べられていた。
どうやら都を離れて、
神官長は少し羽目を外す気らしかった。
“俗物か・・・”
そう思う。素直な感想である。
それは悪い意味では決して無い。
むしろ聖人君子の方が
自分にはウサンクサイと思えるからだ。
人は少しだけ悪人位で丁度良いと
自分は思っている。
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昨日の酒が残っていて
目が覚めても少しふらふらしていたのだが
マーチンは気が張っているのか
昨晩の酒席でも
全く酔ってはいなかったようだ。
今日は神剣との御対面である。
当然と言えば当然なのだが。
自分としても、
何としてでもヒントを得て貰わなくては
困る。
何よりノーラさんが困る。
この一件は
この旅を有効活用して貰って
是非とも終わらせなくてはならない。
聖剣祭りのメインイベントは、
聖剣チャレンジだ。
会場の来賓席に案内されると
末席が準備されている。
神官長は最前列。
他のお偉いさんたちの真ん中に
ドン、と着席していた。
聖剣は布が外され
その全貌が見えている。
それを見た瞬間
“エグイ”
それが第一印象。
てっきり剣の中央部分位まで
岩に突き刺さっているのかなって
思ったら
握り近くまできっちりと
剣は突き刺さっていて
刃の部分は
僅かに見えるかどうか程度しか
露出していない。
でも遠目から
多分神剣で間違い無いだろうなって
確信した。
ここまで来てニセモノだったら
目も当てられない。
ホンモノで良かったと一安心している。
あとはどうモーリスを導くかだけだった。
この状態で剣の全貌を分かれって方が
土台無茶な話しだ。
“どうしたらいいんだろう?”
モーリスに与えるヒントが
自分では思い付かなかった。
そうこうしている内に
司会者の挨拶と来賓の説明が終わり
大会が始まる。
参加出来るのは、
予選会で選ばれた者だけだ。
それも又当然と言えば当然である。
聖剣士を見つけ出すイベント。
だから参加者は
剣士でなければならない。
それが最低条件。
だから前日には
腕試しの予選会が開かれていて
勝ち残った猛者だけが
引き抜きに挑戦出来るのである。
制限時間は一人10秒。
たったそれだけと思われるかも知れないが
一瞬でフルパワーを出さなければ
引き抜けない事など誰もが判っていた。
チャレンジする人達の中には
毎年参加し続けている猛者も
当然含まれているのである。
今年こそは
自分が神と対等の力量を持つ
聖剣士として認められる。
そう言う思いで参加している者は
大勢いる。
選ばれた者達は、その準備に余念が無い。
毎年、この10秒の為に精進を重ね
一瞬でマックスの力を出せるように
トレーニングをしてきているのである。
出場している挑戦者たちに
激励の声が客席から飛んで来る。
そしていよいよ
最大のイベントが始まった・・・
でも、淡々と重苦しい時間だけが
過ぎて行く。
そして、その結果は又しても残念な物だった。
今年もまた、
何十人もの剣士が挑戦しては
この剣の前に敗れ去る。
中には王国の師団長も居たらしいし
話題の剣士も参加していたらしい。
“んっ、話題の剣士って誰だ?
そんな有名な剣士って、この国にいたんだっけ
マークってコールが会場で起こっていたのだが
それがその剣士なのか?”
まあ、何はともあれ誰も抜けずにいたら
モーリスが神官から声を掛けられる。
どうやら神殿が気を使ってくれたらしい。
トライさせてくれると言うのである。
特別枠として。
モーリスは
おずおずと聖剣の前に立つと、
聖剣抜きにチャレンジする。
しかし、やはり剣は微動だにしなかった。
10秒が過ぎると
名残惜しそうに、モーリスは席へと戻って来る。
「残念でしたね」
それ位しか掛ける声が無かった。
そうすると、自分の肩も叩かれる。
“んっ?”
すかさず隣の席に座っている
神官長代理から
「伝道者殿もどうぞ。
チャレンジして見て下さい。
微動だにしませんから」
そう言われて促される。
勝手に気を使われているらしい。
そんな心算は全く無かったのだけど・・・。
仕方なく
“まあ、試しにやって見るか”
とその程度の気持ちで
自分も聖剣の前に立ち、手を掛けた。
「?」
剣はやはり微動だにしない。
一生懸命に抜こうとするのだが、
一向に抜ける気配が無い。
手を変え品を変え姿勢を変え握り方を変え、
試してみるのだが
その様子が
最後に登場したピエロの様に見えて
余程可笑しかったのか
会場の観客からは失笑が零れている。
10秒経って一礼すると・・・
なぜか万雷の拍手を受ける。
“最後の余興と思われたのかな?”
まあ、悪い気はしなかった。
拍手は貰えたし・・・。
席に戻ると
「いかがでした、聖剣は?」
そう神官長代理から声を掛けられて
「なんか、スミマセンでした」
そう返すのがやっとだった。
少し冷や汗が流れているのに
気付かれただろうか。
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会場から観客や参加者が
全て退出した頃を見計らって
もう一度神官長と神官長代理が
自分達を神剣の所へ導いてくれる。
二人だけで見せて貰う事は、
どうやら出来ないらしい。
神官長に向かって
「何か、スミマセンでした」
そう言うと神官長は
「これが聖剣なんです。
やはり抜けないでしょう。
神が突き立てた剣ですからな」
ニコニコ顔でそう切り返してくるので
尚更恐縮しながら
「違うんです。
自分、抜いちゃったんです。
だから、何か申し訳無くて・・・」
その一言に、
その場の三人は何を言っているのか
判らない様子だったので
「抜けちゃったんです。神剣。
だから焦ってしまって
抜くふりをしてたんですよ、ずっと。
抜けてませんよって見せる為に。
嘘だと思うなら、神官長抜いてみて下さい。
もう誰でも抜ける筈でずから」
それを聞いた神官長は
おそるおそる剣に手を掛けると
ゆっくりと引き抜こうとする。
剣はずしりとした重さは有ったのだが
神官長の力でも
簡単にスルリと引き抜く事が出来た。
「これは、何とした事か」
驚愕の表情を浮かべると
剣を高く掲げ、
こっちをまじまじと見つめて来る。
その視線に応えるように
「最初に握った時、
直ぐに抜けたって感じたんです。
でもここで自分が抜いてしまうと、
後々面倒な事になるって思いましたから、
抜けない振りをずっとしてました。
自分が一番最後で良かったですよ。
これで一年間は時間が稼げますから」
その言葉に
神官長代理が首を傾げながら
「それは一体どういう事ですか?
時間が稼げるとは・・・。
何故抜けたと公言しなかったんですか?
観客はきっと大喜びしたでしょうし。
きっと盛り上がった筈です」
そう聞いてくるので
自分は首を横に振ると
「ダメです。考えても見て下さい。
自分は剣士では無いんです。
そんな人間が抜いたとしても
誰も自分が聖剣士だとは思わないでしょう。
偶然抜いただけだと。
それでは今までの伝世が噓になってしまいます。
剣を抜いたものが聖剣士であるという伝世が。
それはやはり避けるべきでしょう。
それに抜けた剣を刺し戻す事は簡単ですが
一度抜けた剣は、次何時抜けるとも限らない。
もしかしたら
来年誰かが引き抜くかもしれないし
抜けると判ったなら、誰かが盗みに来るとも限らない。
刺し直して抜けなく出来る保証は
誰にも出来ませんから」
その説明を聞いて
神殿の二人も納得した様である。
自分は説明を続けた。
「だったら、
この一年の間にこの剣の写しを造って
それを突き立てておいた方が
ホンモノを盗まれる危険性は回避出来る。
ホンモノはどこかに隠しておける訳ですから。
盗まれる心配の種は無くなりますし
聖剣祭りも続ける事が出来ます。
幸いここに神剣造りを目指す職人もいますし、
抜けたんだから、詳細に実物も観察出来る。
ちゃんとした神剣の複製品も出来るって事です。
モーリスさんなら、
直ぐに完成させる事が出来ますよ。
それだけの技術をお持ちですから」
それを聞いて、二人は少し思案すると
神官長が
「少し時間を。別室で考えさせてください」
そう言われるので
「だったらその間、剣を見せて頂いても構いませんか?
今の内に、モーリスさんにホンモノを研究させますので」
そうお願いすると、
神官長は自分に剣を手渡してくれた。
そして代理と二人で奥の部屋へと戻って行く。
モーリスは、自分から神剣を受け取ると
舐め回すように隅々まで詳細に観察し
メモを取り始めていた。
モーリスが外見ばかり気にするので
ここぞとばかりに
「刃に触ってみて下さい。切れませんから」
そう伝える。
ヒントを与える為だ。
その言葉に驚くモーリスだったのだが
実際に手で刃に触れて見ると
全く切れない事が判り、少し驚いた様である。
「これが神剣なんです。
モーリスさんの技術は、
それは素晴らしいモノが有りますが
それではまだ足りないんです。
神剣は違うんですよ。
決して先んじて相手を傷付けはしない。
御守り刀って呼ぶ国も有る位ですから。
でもモーリスさんの剣は、
触った人が全て傷付いてしまう。
神剣を造るには
もう一段上のレベルに行かなくてはならない。
その剣で、この岩の端っこを切ってみて下さい」
その言葉を聞いて
モーリスはそんな事をしてもいいモノかと
少し躊躇いながら
でもその興味に贖えず
思い切って剣を振り下ろしてみる。
岩に当たったその瞬間、剣は弾かれた。
しかし
剣にも岩にもダメージは一切見当たらない。
思った通りである。
戦場で神に聞いた話しの通りだ。
「今度はその剣を、その岩の端に当てて貰えますか」
そう言われて
モーリスが剣を岩の端っこに当てると
剣を握っている両手の上に、
自分は右手の人差し指を乗せて・・・
「自分の指に力が入っていないのが判りますよね」
そう言うと
モーリスは怪訝そうに
「ええ、そうですね。触れている程度です」
その確認が取れたので
「良く見ていてくださいね。
いきますよ」
そう言った瞬間、
剣はまるで豆腐でも切るかの様に
ストンと落ちて行き
その岩の端っこを削ぎ落とす。
「? ? ?」
モーリスにはその出来事が
全く理解出来ないと言った様子で
ポカンとしている。
「何で?」
そう口にするのがやっとだった。
剣を握っていたのはモーリス自身だった。
力も込めてはいなかった。
乗せられた指も、全く力が入っていないのを
モーリスは自分の手の感触で判っている。
にもかかわらず、岩は二つに切れているのである。
自分が切ろうとした時には、弾かれているのに・・・。
“何が起こった・・・”
そんなモーリスの心の声が聞こえてくるようである。
それに答えるように
「ここからは秘密ですよ。
神剣って言うのは、
持ち手の意思を反映してくれるんです。
この剣の今の持ち手は自分です。
自分がこの剣を抜きましたから。
人差し指で何をしたかと言うと、
自分の意志を剣に伝えたんです。
“切る”と。
モーリスさんの手を通して。
剣はその意志に反応したんですよ。
だから切れた。
これからモーリスさんが目指すのは、
そんな剣なんです。
持ち手の意思を反映する剣。
それ程難しくは無いと思いますよ。
以前にあれ程の剣を打てていたんですから」
そんな会話をしていたら
奥から二人が戻って来る。
「剣はもう宜しいですかな」
神官長からの言葉に
モーリスは納得した様に
剣を両手で神官長へと差し出した。
それを受け取ると神官長は
「ここからは御相談なのですが
来年までに複製品を造って同じ場所に刺して
抜けないようにする事は可能でしょうか」
そう問われるので
不安そうにしているモーリスの代わりに
自分が答える。
「それは大丈夫だと思いますよ。
そうですよね、モーリスさん」
そう言うと、
モーリスは不安げながらも
頷いて見せた。
「でしたらこの神剣は、都の神殿に持ち帰る事にします。
その方がモーリスさんの神剣製作も容易くなるでしょうし。
来年の今日までに何としてでも完成させて貰わないと
この剣を刺し戻すことにもなりかねない。
それだけは避けたいですからな。
では念の為、
予備と予備の予備も含めて三本制作をお願いします。
勿論代金は三本分お支払いしますので
宜しくお願いしますよ」
神官長の有無を言わせぬ
キッとしたその一言を聞いて
自分は
“やられた”
と、素直にそう思った。
神官長はやはり俗物のタヌキである。
そうでなければ、神官長は務まらないのかも知れない。
何十本も発注して来ている訳では無い。
言い訳の利く数字。それが三本なのだろう。
ホンモノを含めると
複製品の三本も含め
四本の神剣を
神殿は所有する事が出来る。
見事な商売っ気である。
問題は
自分達が造るのも、三本プラス一本の
四本だと言う事だ。
まあ問題の一本は、多分少し質を落としても
問題は無かろうと思っている。
それで事足りる筈だと自分は考えていた。
先ずはモーリスに
先にその一本を完成させてもらって
それからこの剣の写しを三本造る。
完成したその内の一本をここに刺して
次の聖剣祭りに備える。
その為の作業に
ここに来るのは自分一人だけで良い。
多分自分でなければ
ちゃんと刺し込めないだろうし
抜けないようにするのも
多分自分にしか出来ないだろうと思われた。
一人なら、転移ゲートですぐに来れるし。
わざわざ神を呼んで、
刺して貰うわけにも行くまい。
そんな借りを、何処ぞの神に作りたくも無かった。
刺し込む時、少し神の力を使えば
問題は無いだろう。
それでこの一件は、終了出来る筈だ。
今後の事は神殿に任せて
自分達は神殿の外へと向かった。
一応帰途に就く為である。
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自分とモーリスが
途中向かったのは
例の装飾剣の露店である。
その露店は
既に片付け始めていたのだが
例の剣はまだ残ったままだった。
やはり売れ残っている。
店主は自分の顔を見るなり
「お客さんの為に、剣を残しておきましたよ」
そんな風に調子良く言って来るのだが
売れ残りなのは明白だった。
唐突に
「半値なら即金で買うよ」
突然のその一言に
モーリスは驚き
店主は目を丸くしながらも
「そんな殺生な・・・」
そう言いながらも思案顔である。
頭の中はめまぐるしく回転している筈だ。
金額的には、
店主は損はしていないと
自分は思っていた。
そうは言っても、利益が薄いのも事実だろう。
売れば現金が手に入る。
今売らなければ、次にいつ売れるかも判らない。
きっとそんな風に考えている筈だ。
自分はそこそこの線を突いていると
勝手に思っていた。
店主は暫く考えた末に
「いいでしょう!」
そう声を張る。
どうやら手放す覚悟を決めたらしい。
と、こっちはこっちで
ざっくりと後の事まで考えている。
中身は変えなくてはならないからだ。
キラッとしてピカッとした
使える刀身に入れ変える。
それで神パリトンも納得する筈である。
納得して貰った後で、
パリトンへの寵愛御遠慮を発動する。
そういう結末を自分は目論んでいた。
“うん、何とかなりそうだ”
都に帰ったら素材集めに
赤龍の元へ行かなくてはならない。
ゲロと〇ンチの中から
シンリュート鉱を見つけなくてはならない。
その材料を使って神剣を完成させる。
それでこの一件は、
全て丸く収める事が出来る筈なのだ。
そう目論んでいたのだが
でもこの一件は
そう簡単な話しで無くなる事を
自分は後日
痛感する事になるのであった。




