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第 十四 回

 私は一、二日で色の意味の理由について気が付いた。メタルの色。白っぽい色に少しの暗さと光沢が出るとメタルの色に近くなる。

 機械の部品の色。

 これに異常が出ると機械が動かなくなってしまう。やっぱり要の色なのだ。

 

〈ノリ・旅行店〉にやって来た。

 お客様の求めているノリの内容によって旅行の内容を決めてくれる。

 ノリ低めの旅行だと偉人のお墓巡りなど。粛々と厳かに行動をする。

 ノリ高めだと、五日間、色んな遊園地をハシゴする。

 ノリがある程度落ち着いている旅行だと、各地の城巡り。

 予備見さんが「それ偏見入ってないですか?」お店の人も「悪い意味じゃないですからね」


 天井にある蛍光灯の電気。机や書類など触れたが出ないので、パート、パートの電気を消して貰って触れてみた。オレンジっぽい赤色になった。

 私は顔色の悪そうな社員の方がいたので聞いてみた。「何も問題、無いですか?」

「ワァァッッックッツアッ」私は驚いた。「大丈夫ですか?」

「アアッ。ノリに付いていけない」男性社員は青ざめて言った。

「ノリという言葉に踊らされていたのかもしれない」


 その男性社員は別の旅行店へ転職するそうだ。


 しかし、その社員が帰った後、あまり良くない妖力点があったので皆、妖魔化した。

 上顎が魚のカジキのように尖っていて長い。毛がはえていてどっちかというと鳥っぽい。二足歩行で背中に羽がはえている。ぴったりとしたTシャツと半ズボンのようなものを穿いている。手は人間っぽいい。十六、七体のカジキ鳥人間。

 デザイン的に怖さを感じる。上顎、ヤベーッ。


 今回も前回と同じく二つの集まりに分かれて仲間割れになっているようだ。


 前は店主側が戦った時の反応で誤解って分かった。ってなると私の方の攻撃も少ないし、何とか話し合いの方向にもっていけないだろうか。やっぱり五、六人、人間のままの状態の人もいる。「鬼襞さん、人への守りお願いします」「まかせておけ」

「影、分かれ道」木刀から、三、四本、影の線が伸びる。その線で十体ぐらい動きづらくなっている。

 予備見さんは上手く妖魔の攻撃をかわしながら「皆さん、落ち着いて話し合いましょう」と、声を掛けている。段々流れは落ち着いてきて妖魔は人間に戻っていったのだった。



                      続く


もっと、難しく面白くしたい。

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